ブックマーク / tomohiro358.hatenablog.com (9)

  • フリーランス感覚でサラリーマンを勤める - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    転勤は奴隷の生き方なのか 某建設会社の常務と話をしていた時のこと 「最近の若者は転勤拒否をしてきて困ってる」と言っていました X世代の私は同期166名の100%が転勤拒否できない社員群でした 「出世のためには転勤やむなし・・・」という空気です 大学の同級生からは『転勤て国内だけだろ!いいじゃないか!俺は来月からタイに転勤だ』と『会社の奴隷だけど終身雇用と高額給与が保証された』のが私達の世代です 「転勤嫌なら地元の中小企業に就職しろ・・・」と大学のキャリアセンターでも言われたくらいです 同じ学校を出て〈大手企業で転勤人生〉と〈地方企業で転勤のない人生〉どちらが良かったのかは考えさせられるところです 卒業をしたころは野心もあったので迷わず全国転勤の大手企業でした 一生を同じ地域で暮らすことは選択になく〈遊牧民〉のように旅の生活がしたかったのです 若かったので「知ってるようで何も知らない」のが逆

    フリーランス感覚でサラリーマンを勤める - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 採用ミスマッチは防げるか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    オンライン面接の実際 「オンラインでの面接は見逃す点が多い」 という面接官は多いです 人間はアイコンタクトで判断できる部分が多いのと、リアル面接なら入室から退出までのしぐさが観れます オンラインはシステム上アイコンタクトはできません ただ、オンライン面接はスタンダードになっていきます ①遠方の求職者とも手軽に面接ができ、選考の分母が増えます ②AIの導入で、しぐさなどから〈嘘〉も見破りやすくなります 求職者からすれば、移動費と移動時間がかからない 企業からすれば、今までより広い範囲の採用募集ができるし、面接会場を借りたり、受付を設けたりの手間が減ります 採用は関数です 範囲が広がれば、それだけ優秀な人材に出会える確率も増えます 面接形式はコロナが無くとも変化していきます 面接の時と入社後のギャップ 入社後に面接の時とのギャップを感じたことのある採用担当者は約50% 特に痛いのがすぐに退職

    採用ミスマッチは防げるか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • X・Y世代の100歳シミュレーション - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    長生きしてしまうリスク 前回はZ世代の100歳以上まで生きる為のライフプランでしたが、今回はX世代とY世代の〈人生100年時代〉を考えてみたいと思います 「俺は身体が弱いから・・・」 「父親も60代で亡くなったから俺も・・・」 などの寿命予測はあてになりません 医学は飛躍的に進歩しているからです 一昔前の「長寿はめでたい!」から、嫌な言い方ですが「長生きしてしまうリスク」を考えておいた方がいい世代です 人は自分の意志で生まれてきたわけではないので、死ぬことも自分の意志では決めることができません 2030年以降は加速度的に社会は変化していくので、働き方はZ世代に合わせた変化になっていきそうです 極めてフリーランス的な働き方になり「就職というよりプロジェクトに参加する」という発想が大事になります 「退職金はやめた方がいい」という意見が強く出始めました ・来もらえる人件費を退職金の積み立てに廻

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  • 誰も置き去りにしない社会 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    石器時代と基は変わらない私達の脳 人類の歴史の大部分を占めるのは石器時代で、私達の脳は基的には石器時代と変わりません 稲作文化で定住生活になり、産業革命でテクノロジーが進歩しだしたのは人類史の中では直近の歴史と言えます テクノロジーは使いこなせるが理解はしていない場合が多く、スマホの構造もよくわかっていません 石器時代の思考回路で四苦八苦しながら変化に対応しているのが現実です 産業革命以降は『知識社会』になりました 知識をもつものがお金や権力を手にする時代といえます 私が社会に出た頃はインターネットはなく、リクルートが学生に無料配布する就活情報誌が頼りでした 東京採用部・大阪採用部の他に5か月間名古屋・仙台・札幌・福岡などの大都市にも採用の拠点を置きます 「たかだか180人の大卒採用など東京と大阪でいいのでは?」と思っていましたが「当に頭のいい奴は1%」「採用は関数」「できる限り

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  • 大の虫を生かすのが鉄則か - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    出世は必要か 「なぜ出世をしなければならないのか?」 これに対して歴代の先輩方の意見は人それぞれでした 入社4年目で2人で飲んでいた時に直属の採用企画部の上長に尋ねました 「うちは両親が両方東大卒で、俺が東大堕ちた時は親は凄く落胆していた」 どうも私とは家庭環境が大きく違う 「なぜか」と尋ねると 「力をもてるステージに立ちやすいから・・」との返答でした 「子供の頃は神童でも関係ないけど、高校受験位から人の選別がはじまる」 この言葉は今でも頭に残っています 私の叔父が「東大以外は大学ではない」も意味は分からずとも頭にこびりついている言葉です この人達は庶民的な私とは違い、社会の仕組み・真のキャリア構成をよく理解しているのかもしれません 立つ位置で見える景色も違うようです 大の虫を生かすためには小の虫は・・ 「日はとてつもない国の借金があるのだから・・・」 と聞かされています 「だから消費税

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  • 生きるために必要な言葉 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    宝くじに当たってうつ病に? 「宝くじの高額当選者にうつ病にかかる人が多い」という調査結果があるそうです 「何億円も手に入れてうらやましい!」「それなのになぜうつ病に?」 何億円を手に入ると「辛いだけの労働なんてやめよう!」と仕事を止めたりする人が多いです 生涯賃金以上のお金が手に入ったのだから、満員電車に揺られる生活から離れ、嫌な上司と合わなくていいし、うるさい顧客に頭を下げなくてもいい 自由とお金を手に入れたのになぜ?? 人は「人に必要とされている」という感覚が必要不可欠なのです 子供が親がほめてくれることに頑張るように「誰かの役に立ちたい」という欲求が心の奥底にあるのです 「日の男性は趣味がなく定年後抜け殻のようになる」 「日人は一人遊びが下手な人が多い」 とも言います 私達から見てうらやましい限りの人たちも、その人の立場になると苦悩があるようです 送る言葉が美しければ 子供のころ

    生きるために必要な言葉 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 過去に戻るは愚策 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    人は過去を美化する 「あの頃は良かった」 「あの時代に戻りたい」 企業でも 「原点回帰すべきだ!」 などはよく聞きます やってみてダメだったことを止めるのはいいですが、時代をさかのぼって昔の時代の体制に戻すのは上手くいきません 人は『過去は美化する』『現在には不満を覚える』『未来は不安視する』傾向があります 過去は良かったように錯覚しているのです 現状は何かしら不満の方が目につくのです これから起こる未来は予測がつかず不安なのです そうなると過去にベクトルが向きがちなのが人間です 企業でも「創業の精神に戻ろう」「原点に戻ろう」などのスローガンがよく聞かれますが、大概は『現状にこれと言った戦略・戦法・戦術が無い』という場合が多いです ドラえもんをはじめとするタイムマシン物が人気なのもうなずけます 見るべきは未来 過去の戻ろうとするのは愚策です 人は変化に対応しながら生きており、その時の環境に

    過去に戻るは愚策 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • ビジネス使命延命の為のマーケティング - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    必需品を買っていた昭和中期 戦後の日アメリカ人の豊かな暮らしを見て「あんな生活がしたい!」と頑張ってきました 〈三種の神技〉=冷蔵庫・洗濯機・掃除機をまず欲しがりました これは主婦の仕事を劇的に楽に変えます 冷蔵庫があれば事のたびに材料の買い出しがなくなります 洗濯機があれば手洗いよりきれいに、かつ早く選択できます 掃除機の前はほうきではいていましたので時間短縮できます 時間的余裕が生まれる・労働が楽になる=豊かな生活でした 次は〈3C〉=カー(自動車)・クーラー・カラーテレビを求めます この辺が行き渡ると『生活の為になくてはならないもの』はなくなり『快楽を求めるもの』に移っていきます よく〈独り暮らしスタートセット〉などが家電専門店・ホームセンターに並びますが、たいがいは冷蔵庫・洗濯機・掃除機・テレビなどです 昭和中期は必要なもののために働いていた時代と言えます 電通の戦略十訓 松

    ビジネス使命延命の為のマーケティング - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 言葉の棚卸をしよう - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    メンタルトレーニング コロナ下で在宅時間が多くなったことにより〈増えた時間の使い方〉で大きく個人差があります 周りを見ても「読書量が増えた」はよく聞きますし、実に良いことだと思います 私も増えましたが「月に5冊ペースが15冊になったよ!」など言われると格の違いを感じます このぐらいの読書家になると精神は安定しきってます 「言葉には言霊が宿る」と言いますが、読書家の人には一種のオーラがあり、不平不満を口にすることが少ないです 増えた時間を〈楽器演奏〉〈芸術作品への取り組み〉なども非常に良いことらしく〈健康のために運動〉ももちろん良いことだと思います これらはメンタルトレーニングになります メンタルトレーニングと言うと『心を強くすること』のように感じますが、実際は『心をコントロールする力』のことです 〈心の浮き沈みが激しい〉〈メンタルが安定しない〉〈なんとなく不安〉な状態を安定させることです

    言葉の棚卸をしよう - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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