しばらく凪いでいた国際金融市場ではありますが、マグマがふつふつと煮えたぎっているので動き出すと激しいのです。 今回は為替に噴出。 今日の朝はまだ薄いので急激に値を戻しますがドル売りの流れは変わらんでしょう。ノルウェーあたりは一本調子に上げており、石油が出るからという理由付けをする人が多いのですが、例えば元来あまり値動きのないシンガポールドルあたりに対してまで一本調子にドル安が続くと言うのはやはり普通ではないだろう、と判断します。 シンガポールドルは正確にはドルペッグとはいえません。バスケット構成比を明らかにしていないところが憎たらしいのですが、貿易量などで各種通貨を加重平均している通貨で元来投機筋が狙いにくい通貨です。こういう通貨を見ておくのも結構参考になるものです。 円も引き続きあまり大きなことは言えません。現在急激に値を戻しているのはやはり市場が薄いということで説明できると思います。何