食品を加熱せずに無害で殺菌できる技術を、還暦を過ぎて起業した大阪のベンチャー会社社長が開発し、特許を出願した。「高電界」と呼ばれる環境を常温で安全に作り出す仕組みで、牛乳なら風味を損なわずに賞味期限を数カ月に延ばせるという。年内の実用化を目指し乳業メーカーなどと装置を共同開発中で、賞味期限の短い食品の輸出機会が拡大するなどの効果が期待できそうだ。 大阪市此花区の機能性セラミック製造業、アキュサイト=井川重信社長(71)=が開発した。井川さんは中山製鋼所の元取締役で、定年退職後の61歳で起業。製鉄の経験と知識を生かしセラミックを用いた浄水器などを製造しており、ミネラル水の自動販売機をこれまでにスーパーなどへ約150台販売している。 井川さんは既存の殺菌・滅菌技術に対し、「水道水の塩素は人体の免疫自体を弱め、プラズマは高価なうえ、有害なオゾンを発生する」などと懸念していたという。そこで大きな電
価格が高騰するレアアースの代替素材として、インクに含まれる有機分子を使うことで、世界最小、高性能の磁気センサーの開発に、千葉大の山田豊和・特任准教授(35)ら日、独、仏3か国の共同研究チームが成功したと発表した。 大きさ1ナノ・メートル(10億分の1メートル)の極小サイズながらセンサー感度は従来品の10倍にアップ。安価な材料でパソコンなどの小型化や高性能化が図れるという。 研究成果は、21日付の科学誌「ネイチャー・ナノテクノロジー」電子版に掲載される。 山田特任准教授らが開発したのは、パソコンなどのハードディスクの記録読み取り装置に使う磁気センサー。年々高騰するレアアースなどの代替品として、太陽光電池やディスプレーなどへの応用が進む有機分子に着目。インクや染料・顔料などに含まれているフタロシアニンを使ってみたところ、有機分子1個で磁気センサーの働きをすることを発見。センサー感度も10倍にな
米航空宇宙局(NASA)は、太陽観測衛星STEREOが撮影した画像を元に、太陽全体を3Dで見ることができる画像を初めて公開した。 像は、STEREOの2基の衛星が両側から撮影したもの。高温プラズマのから繊細に入り組んだ磁場まで、太陽をありのままに撮影しており、太陽活動を3Dで眺められる画像としては世界初だという。
独立行政法人物質・材料研究機構 独立行政法人 科学技術振興機構 国立大学法人 大阪大学 国立大学法人 東京大学 NIMS国際ナノアーキテクトニクス拠点は、大阪大学、ならびに東京大学の研究グループと共同で、従来の100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行うことが可能な新しいトランジスタ「アトムトランジスタ」の開発に成功した。 独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 : 潮田 資勝) 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (拠点長 : 青野 正和) の 長谷川 剛 主任研究者らのグループは、大阪大学大学院理学研究科の小川 琢治教授、ならびに東京大学大学院工学系研究科の山口 周教授らの研究グループと共同で、従来の100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行うことが可能な新しいトランジスタ「アトムトランジスタ」の開発に成功した。状態を保持できる (記憶する) 演算素子は、起動時間ゼロのPC (パーソ
当たり前だと思っている「自由」だけど、実は流れに逆らってでも守らなきゃいけないもの、なのかもと考えさせられます。 コロンビア大学教授のティム・ウー氏が、書籍『The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires』を発表しました。その中でウー氏は、20世紀に生まれたさまざまな情報技術には、ある共通の「サイクル」が見られると主張しています。 彼によれば、革新的な情報技術は、誕生当初は誰もが自由に使えるのに、ある段階から市場をコントロールしようとする企業が現れます。やがて技術は中央集権化され、一部の企業が「マスタースイッチ」を握るような状態になってしまうのです。ウー氏は、オープンなプラットフォームと言われるインターネットも、実際はそんなサイクルの上にあるのではないかと問題提起しています。 ウー氏の指摘した「サイクル」は、たとえばア
もうすぐ2010年も終わり。なんかこの業界、転職ブームな感じがしますね。転職したいですね。圧倒的給与を手にしたいですね。 それにはアウトプットが必要です。そのためには勉強が必要です。 エンジニアたる者、最新のトレンド(の技術)や今年マストアイテム(な技術)をおさえておきたいですね。 そこで役立つ技術系ブログをまとめました。今回は、ウェブ系の会社のオフィシャルなブログに限定しています。やっぱり実際に業務で使われている開発手法や運用手法の紹介は読んでてためになりますよね。 ひとまず16件+コメント頂いて追加。他にもありましたら教えてくれると小躍りして喜びます。 Baidu Japan Blog ECナビ エンジニアブログ GREE Engineers' Blog Hatena::Engineering KLab若手エンジニアの これなぁに? KRAY Inc » ブログ livedoor Te
従来のNAND型フラッシュメモリーの約1万倍の書き込み速度を実現する「次世代メモリー」の開発が開始されることが明らかになりました。 実現すれば今までとは比べものにならないほどの速度でデータを書き込みできるようになるだけでなく、待機時の消費電力もほぼゼロになるため、スマートフォンをはじめとしたモバイル機器での大きな活躍を見込むことができます。 詳細は以下から。 エルピーダ、シャープや東大らと次世代メモリー開発 - MSN産経ニュース 産経新聞社の報道によると、エルピーダメモリとシャープ、東京大学などが書き込み時間を大幅に短縮できる不揮発性の「次世代メモリー」を共同開発することが明らかになったそうです。 開発が開始されるのは電圧でデータを書き換えるため電流が微量で済み、消費電力が小さいとされる抵抗変化型メモリー「ReRAM」で、携帯情報端末などに用いられているNAND型フラッシュメモリの約1万
AR CommonsはARの産業化や普及について話し合う任意団体。運営は、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科の岩渕潤子教授(写真)をはじめ、ARサービス関係者をはじめとした会員らが支えている ITを駆使して現実環境に情報を重ね合わせるAR(拡張現実)は、2009年ごろからスマートフォン向けサービスが複数登場したことをきっかけに注目を集めている。日本ではベンチャー企業の頓智ドットが開発したアプリ「セカイカメラ」がブームを牽引。KDDIがauケータイ向けに「セカイカメラZOOM(実空間透視ケータイ)」を発表し、NTTドコモも冬モデルのPRIMEシリーズ全機種でAR機能に対応することを明かすなど、今後もさまざまな進展が予想される分野だ。 一方で、モバイルARの技術やサービスはまだまだ成熟しておらず、利用者を継続的に得るには乗り越えるべき課題がある。7月28日にAR Commons、内田洋行
現在の大容量HDDに採用されている「垂直磁気記録方式」を用いたHDDの大容量化には限界が見え始めているとされていますが、HDDの容量を飛躍的に向上させる新技術について、実用化への道筋が示されました。 詳細は以下から。 熱アシスト磁気記録可能なFePtナノ粒子媒体構造を実現 - プレスリリース | NIMS 独立行政法人物質・材料研究機構のリリースによると、同機構は鉄-白金規則合金のナノ粒子を均一なサイズで分散させた高保磁力(37 kOe)垂直磁化膜の作製に成功したそうです。 そして今回作製されたナノ粒子分散垂直磁化膜を用いて、日立グローバルストレージテクノロジーズが次世代記録方式として期待されている、ディスクの微小領域に光を当てて熱を加えつつ、磁気データを書き込む「熱アシスト磁気記録方式」による記録試験を行ったところ、現行の垂直磁気記録方式を採用したHDDの記録密度の最高値と同等の450G
前の記事 効果的なTwitterマーケティングとは:調査結果 美しい女性ファイターのギャラリー 次の記事 光を吸収する「反レーザー」 2010年8月 3日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Alexandra Witze (映画スターウォーズに登場する)ライトセーバーの玩具を振り回した軌跡。画像はWikimedia スーパーマーケットのバーコード・スキャナーから音楽CDまで、あらゆるものを生み出してきたレーザーが発明されて50年、それとは反対の技術――「反レーザー」(antilaser)――のアイディアが、このほど提唱された。 7月26日付(米国時間)で『Physical Review Letters』誌のオンライン版に掲載された研究論文で、そのような装置の理論的記述が試みられている。 従来のレーザーは、光を増幅してコヒーレント
前の記事 1ドルでおしゃれにiPhone 4を直す方法 「何でもタッチスクリーンにする」Intel社の新技術(動画) 次の記事 電子インクにもなるカラー液晶画面、単体で販売 2010年7月 2日 IT コメント: トラックバック (0) フィードIT Charlie Sorrel Photo: Pixel Qi display 最近ネットブックを買った人に聞きたい。それは具体的には、韓国Samsung社製『N130』か、中国Lenovo社製『S10-2』だろうか? さらに、屋内でも屋外でもネットブックを使う場合、日なただと画面が見づらいと感じているだろうか? そんな人に朗報だ。通販サイト『Maker SHED』は、それらのネットブックが搭載する液晶ディスプレーパネルとの交換用に、Pixel Qi社製のデュアルモード・ディスプレーを販売している。 この10.1インチの画面は、複数のモードを切
情報通信研究機構(NICT)は7月1日、テーブル型の裸眼立体視ディスプレイ「fVisiOn」(エフ・ビジョン)の開発に成功したと発表した。何もないテーブルの上に立体映像が浮かび上がって見えるという。 天板の一部が半透明になったテーブルの下に、特殊な光学素子を配置。光学素子は円すい状で、これを取り囲むように多数の小型プロジェクターを円状に配置する。 プロジェクターが投射した光は、スクリーンとなる光学素子を経由し、テーブルの半透明部を通ってテーブル面の上に到達。映像で映した物体が、テーブルの上に置かれた場合の光の状態を再現し、テーブルの上に映像が浮かび上がって見える――という仕組みだ。 96台の小型プロジェクターを使い、周囲120度ほどから観察できるシステムを試作した。試作機では高さ5センチ、直径10センチほどの立体映像がテーブル面から飛び出して見えるという。今後は、360度から観察できるシス
納豆のネバネバ成分を利用した水質浄化剤を使って、濁った池をきれいにする実証実験が3日、大阪市内で行われた。緑褐色のアオコなどに覆われていた池が、約6時間後には底まで透き通った。短時間で効果が表れ、生態系への負荷も少ない水質浄化法として注目されそうだ。 水面から15センチ下までしか見えなかった杭全(くまた)神社(平野区)の池で、浄化剤4キロを水に溶かしてホースでまくと、濁りが凝集し始め、2〜3時間後には塊が水面に浮かんだ。流出油の拡散を防ぐのに使われるフェンスを使って塊を除去すると約1メートル下の池の底が見え、小魚やエビの姿も確認できた。 浄化剤は、納豆の糸に含まれるポリグルタミン酸が主成分の粉末で、濁りの原因物質を効率よくからめ取り、魚などには害を与えない。水処理剤メーカーの日本ポリグル(大阪市)が2002年に実用化した。
少し前の話になるが、スペイン・バルセロナでMobile World Congress 2010が開幕した2月15日に、とある米国のベンチャー企業が、DOCOMO Capitalから100万ドルの出資を受けたことを発表した。そのベンチャー企業とは、タッチパネル上で独特の文字入力方式を実現したSwypeだ。 Swypeは、タッチパネルに表示されたQWERTYキーボードを、一筆書きの要領でなぞることで言葉を入力する技術だ。慣れれば1分間で40語も入力できるという。YouTubeに掲載されているSwypeのチュートリアル動画を見てみると、慣れればかなりのスピードで単語が入力できそうに見える。 すでにSwypeは30種の言語をサポートしているが、今回DOCOMO Capitalからの出資を受け、日本語対応のバージョンも開発する。2010年後半のリリースを予定しているという。 スマートフォン向けの単体
Silverlight の構成 Silverlightは、コードネーム WPF/E と呼ばれていたMicrosoftが提供するクロスブラウザ、クロスプラットフォームのプラグインです。Silverlightは性質的にAdobe Flashに競合するもので、多くのメディアで伝えられているようにMicrosoftのFlash対抗製品であると考えられています。基本的にはFlashと同じようにブラウザに組み込まれるプラグインとして動作します。HTMLでは表現が難しい豪華な演出を可能とし、高度なデザインやアニメーション、動画などを表現することができます。 Flashとの大きな違いはファイルフォーマットです。FlashのSWFムービーはバイナリ形式なのでコンパイルが必要になりますが、Silverlightはテキスト形式であるXMLベースのXAMLと呼ばれる言語を使って視覚的な構造を定義し、JavaScr
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