中国IT大手バイドゥ(百度)が1日、北京で「2018百度世界大会(Baidu World Technology Conference)」を開催した。この日登壇した李彦宏(ロビン・リー)CEOは、同社が推し進める人工知能(AI)事業について、「All in AI」から「AI思考」に戦略をシフトしたと発表した。 自動運転などAI領域の事業に注力するバイドゥ。来るべき「スマート交通」の時代に向け、「インターネット的なアプローチはもはや時代遅れ。我々はAI思考で主導していく」と主張した。 具体的には、「インターネット的な思考方式で『交通』にアプローチすると、一部の人にしかサービスが届かない。つまり、特定のアプリを使用している2~3割の人たちのデータに基づいて道路状況や渋滞情報などが共有されるだけだ。一方、全面的なデータ化を図れるAIを導入すれば、随時変化する交通状況をリアルタイムで反映できる」と説