私がジェンダー論にコミットするようになって足掛け5年になるが、記事に対するリアクションを見ていると、「不愉快な議論を仕掛けてくる男」という見方と(実際、教条的フェミニズムの立場の人から数件ブロックされている)、「男女平等にとって大事だが見落としがちな急所を指摘するディープなフェミニスト」という受容(実際、大学で社会学をやっている方から案外多くフォローされて好意的リアクションを頂いている)という、両極端な受容のされ方をしている。今回は、なぜこのような両極端な受容のされ方をしているのか、自分なりの考察、あるいは「種明かし」をしていきたいと思う。 男女平等の原理原則 私は、ジェンダー論を書くにあたって、以下のような原則に従っている。 「女は○○なものである」といった偏見、男女の生まれつきの違いを可能な限り認めない 男女の機会平等を確保する 1と2の結果として結果平等を期待する この3点は、どれも