犬や猫、牛や豚、馬や羊など、いわゆる家畜やペットと呼ばれる動物たちには、何故か同じような特徴があるという。 これは19世紀にダーウィンがすでに気づいていたことで、「家畜化症候群(Domestication syndrome)」と呼ばれている。 まったく異なる種であるのに、なぜ人に飼いならされると、一見無関係に思える特徴が共通して現れるのか? それどころか、私たち人間の方も、家畜と同じような特徴が見られるという。 オーストラリア国立大学の研究チームは、『Proceedings of the Royal Society B』(2023年3月22日)に掲載された論文で、こうした進化の謎を解明する新しい説を提唱している。 「家畜化された動物の生活スタイルの変化」が関係しているのではないかというのだ。
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