ブックマーク / takeda25.hatenablog.jp (12)

  • 志村けんのパラドックス - アスペ日記

    みんな冷静に計算してほしいけど、東京都の新コロナ感染者数は現在171人。東京から無作為に200人をピックアップしたときに、その中に超有名人の志村けん氏が入ってる確率ってどのくらいだと思う? 現在の感染拡大ペースは我々の想像をはるかに超えてるよ。桁違いの感染者数になってるよ。— 森岡正博 (@Sukuitohananika) 2020年3月25日 このツイートと、 森岡正博 on Twitter: "みんな冷静に計算してほしいけど、東京都の新コロナ感染者数は現在171人。東京から無作為に200人をピックアップしたときに、その中に超有名人の志村けん氏が入ってる確率ってどのくらいだと思う? 現在の感染拡大ペースは我々の想像をはるかに超えてるよ。桁違いの感染者数になってるよ。" ブコメがひどい。水曜日のダウンタウンとやらによれば志村けんは日の知名度ランキング15位。そんな人が感染してるなら、実際

    志村けんのパラドックス - アスペ日記
    filinion
    filinion 2020/03/28
    例えば感染したのが都議会議員なら「127人しかいない議員が感染する確率!」って言われるし、プロ棋士なら「170人のプロ棋士が」になるでしょ。感染が分かった後で「有名芸能人」という枠組みを設定しているのが問題。
  • はてなーはお願いだから自閉症についての理解を深めてくれ - アスペ日記

    この記事を読んだ。 【追記あり】僕は異常だ とにかくブコメがひどい。 「中二病だろ」の声一色*1だ。 例の記事を読んで、ぼくとしては「あー」という感じだった。 人間エミュレーションじゃん、と。 ぼくの人間関係には自閉傾向の人が多い。 ASDの診断を受けた人もいるし、自閉グレーだと言われた人、PDD(広汎性発達障害)と言われた人もいる。 そういう人間関係の中でよく使われる概念が「人間エミュレーション」だ。 ぼくは人を「自閉傾向のある人」と「それ以外」に分けていて、脳内やツイッターではそれらを「我々」「人間」と呼んでいる(これも、読む人によっては中二病だろう)。 そして、「我々」はそのままでは多数派の「人間」とうまくやっていけないので、エミュレータを動かしてそれで「人間」のふりをしている… というのが、「我々」の多く*2の世界観だ。 さて、元記事の人にかける言葉としては、「ASDについて調べて

    はてなーはお願いだから自閉症についての理解を深めてくれ - アスペ日記
    filinion
    filinion 2019/08/13
    自閉症についての理解を深めるのは大変結構なことだけど、むしろ最近のはてなーには、ちょっと周囲から浮いてる人を見ると片っ端から「自閉傾向では」「発達障害に違いない」って言い出す人が多い気がするんですよ。
  • 機械翻訳と意味 - アスペ日記

    ここ最近、Google翻訳がリニューアルされ、性能が向上したという話が流れてきたので、さっそく試してみた。 ぼくが真っ先に試したのは、「母は、父が誕生日を忘れたので、怒っている。」だ。 なぜこの文が気にかかっていたかは後述する。 結果は次の通り。 "My mother is angry because my father forgot her birthday." すばらしい。 では、「母は、父が鞄を忘れたので、怒っている。」はどうだろうか。 "My mother is angry because my father forgot his bag." 完璧だ! 「誕生日を忘れた」の場合は「母の誕生日」と解釈し、「鞄を忘れた」の場合は「父の鞄」と解釈する。 これこそ、利用者が翻訳に求めるものじゃないだろうか。 しかし、ここまでだった。 次にぼくは、「父」と「母」を入れ替え、「父は、母が誕生日

    機械翻訳と意味 - アスペ日記
    filinion
    filinion 2016/11/13
    おそらくGoogleマシンは何も「思考」してはいないし、誕生日が何かすら知らない。ただ、人間どもが「誕生日を忘れた」を訳す時、「he forgot her birthday」になるケースが多いのを知っていて、それを真似しているだけだ…。
  • 「了解」は失礼か? - アスペ日記

    最近、「了解」は失礼だという説が出てきているようです。 どこの誰が言い出したのか知りませんが、ごく最近であることは確かです。 少し前のマナーには、そんなことは書いてありません。 たとえば、2003年のこれだけは知っておきたい! 改訂版 ビジネス・マナーハンドブックには、次のようにあります。 しかしそうしたルールができていない社外の人からのメールを受信したときには、「メール、受けとりました」「その件、了解しました」など、簡単でよいからすぐに返信し、… また、2005年の「こんなことも知らないの? 大人のマナー常識513」というマナーには、次のような記述があります。 内容に疑問のあるときにはその点を記して送信しますが、そうでなければ「メール拝見しました。○○の件は了解しました」などと簡単な返信でかまいません。 しかし、2008年の「信頼される社会人へのパスポート敬語検定」*1には、次のよう

    「了解」は失礼か? - アスペ日記
    filinion
    filinion 2014/02/10
    「便所」が「トイレ」「洗面所」「お手洗い」といろんな呼び方をされるのは、婉曲表現が普及して一般化すると婉曲でなくなり、新しいさらなる婉曲表現が開発されてきたから。これもその逆方向の類例のようにも思う。
  • 「間髪をいれず」が殺された日 - アスペ日記

    最近、マイナビウーマンが「日語を貧しくしようキャンペーン」を展開しているようです。 じつは読み間違ったことのある漢字1位「貼付」 間違っている読み方が定着していると知らずに使っていた日語1位「輸入(ゆにゅう)【正】しゅにゅう」 「正しい日語」ネタはPVが稼げるのでしかたないのでしょうが、日語が金儲けのネタにされるのを見ると悲しくてなりません。 この中で、見逃せないのは次の部分です。 ■番外編:これは明らかな間違いです ・間髪を容れず(かんぱつをいれず)【正】かん、はつをいれず「これだけは知っていた」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職) ■間髪をいれず(×かんぱつをいれず→○かんはつをいれず) こういうのは、いい大人が見たらあきれてしまうところです。 「何をバカなことを言っているんだ、『かん、はつをいれず』なんて聞いたことないよ」と。 もちろん、中国語や漢文をやっている人であ

    「間髪をいれず」が殺された日 - アスペ日記
    filinion
    filinion 2013/12/01
    「間髪」自体が熟語的に使われてたのか。「綺羅星」みたいなものか。今だと「*た」とか。/「言語は変化する。語源的におかしくても皆が認めるなら“正しい”」とするなら、皆が誤用だと思うものは誤用なのかも。
  • 「歳」「憶える」「嗤う」…それっぽい漢字 - アスペ日記

    最近、かっこいい漢字を見かける機会が増えました――というのは、前回の記事で書いた話ですが、今回は「訓読み」の話です。 その中でも、最近特に増えた感のある 歳(とし) 憶(おぼ)える 嗤(わら)う を取り上げてみたいと思います。 「年」と「歳」 「とし」という言葉には「年齢」という意味があり、「彼のとしは30を越えている」「としを取る」「もうとしだ」のように使いますが、この「とし」を書くのにどの漢字を当てるでしょうか。 年? 歳? 齢?*1 まあ、どれを使ってもいいでしょう。 日語と中国語は別の言語なので、日語の言葉にどの中国の文字を当てるかに正解はありません。 しかし最近になって、この「とし」が「歳」と書かれているのを見ることがだんだん多くなってきました。 まあ、確かに「歳」のほうが「年」よりもそれっぽいというのはわかるのですが、そのうち「年」を間違いだなんて思う人が出てくるんじゃない

    filinion
    filinion 2013/10/13
    敬語表現「いただけますでしょうか」とか「雇用」の「コ」にアクセントが来るとか、人間は無駄に複雑なものを「正しい」と見なしがち。/「彼の齢は30を越えている」だと、読みを「よわい」と迷うから良くないな。
  • 「子ども」表記に関する Q&A - アスペ日記

    えーっと、これまで何百回も書かれていることで、今さら自分が何か付け加えることもないのですが。 (じゃあ書くなと言われそうですが、当たり前のことを繰り返し書くために書きます) 「子ども」は「交ぜ書き」じゃありません。 「子ども」は「交ぜ書き」じゃありません。 (ry 「交ぜ書き」というのは、普通「漢語」についていいます。 「漢語」、つまり音読みの漢字からなる言葉です。 「いや、音読みとか訓読みとかはどうでもいい、交ぜて書くから交ぜ書きだ、だから『子ども』も交ぜ書きで、交ぜ書きには一切反対だ」とおっしゃる人もいるかもしれません。 そういう人はどうぞご自由に。 ただ、その基準で言うと「お昼」「お湯」なども交ぜ書きなので、同じぐらいの情熱で「御昼」「御湯」を推進してくださいね。 そもそも、「子ども」表記は戦前からあります。 (Google ブックス「ドン・キホーテ」より) このは大正四年の大人向

    「子ども」表記に関する Q&A - アスペ日記
  • 「〜足りうる」という書き方 - アスペ日記

    ちょっと前に、次のようなタイトルの記事を見てびっくりしたことがある。 セルフパブリッシングはなぜ初音ミク足りえないか? これを見たときは、頭が痛くなる気持ちだった。 電子書籍とはいえ、「書く」ことに携わる人間が、どうやったら「足りえない」なんて書き方ができるんだ? と。 そう思ったが、その時はただ「こんなアホもいるのか」と、個別の人間の問題に帰して流してしまった。 しかし、つい先日、次のようなを目にして言葉を失った。 誤訳も芸のうち―文芸翻訳は一生の仕事足りうるか (柏艪舎文芸シリーズ)posted with amazlet at 13.05.29山光伸 柏艪舎 売り上げランキング: 406,117 Amazon.co.jpで詳細を見る*1 「文芸翻訳は一生の仕事足りうるか」という副題。 これは電子書籍ではなく、紙のだ。 出版されるまでには、何人もの出版関係者の手を経ているはず。 そ

    「〜足りうる」という書き方 - アスペ日記
    filinion
    filinion 2013/05/29
    「とありうる」が「たりうる」に変化したのだから、「足りうる」であるはずがない、という話。
  • ネットに広がる「正しい」日本語 - アスペ日記

    ネットで日語を観察していると、「正しさ」を求めて知恵袋などで質問する人がいます*1。 「ラジオを『つける』というのはどう書くのが正しいの?」 「『分かる』『解る』『判る』はどう使い分けるのが正しいの?」 一方で、ネットではいろいろな「正しさ」の主張も目にします。「訊く」や「目をみはる」については、これまでここで扱いました。 「正しさ」の主張としてよくあるのは、「来はこう書くのが正しいが、当用・常用漢字によってそれがゆがめられた」というものです。 ただ、そういう人が思う、ゆがめられる前の「正しい」日語というのは、実は昔から「スタイル」のひとつにすぎないということが多いのです。 以前記事にした「訊く」はその典型ですが、今回は 失(な)くす*2 点(つ)く・点(つ)ける 保(も)つ の三つを取り上げます。 この三つに共通するのは、「これまで平仮名で書かれることが一般的だった」ということです

    ネットに広がる「正しい」日本語 - アスペ日記
    filinion
    filinion 2013/02/03
    「なぜか変換でき」ちゃったりするからまた困るよなあ。正直、「測る・計る・量る」とか「規準・基準」でさえ迷ったりするので、使い分けを増やすのは勘弁して欲しい。/知恵袋よりgoo辞書でも使えばいいのにな。
  • 「元旦=元日の朝」説、あるいは日本語のトリビア化について - アスペ日記

    今回は、「元旦=元日の朝」説について。 きっかけは、ある Twitter アカウントの発言から。 元日の意味で元旦を使っている文を探すだけの簡単なお仕事 これを見て思った。 あぁ、この人は「元旦=元日の朝限定」だと思っているんだな、と。 この俗説は、昔からチラホラと耳にすることがあった。 もっとも、昔であればそういうネタは特に広がることもなく、大きな害もなかったところだ。 だが、インターネットはそういうものを際限なく増殖させる性質を持っている。 だから、そういう俗説に対しても、これまでのように流しているだけではまずいと思い、記事を書くことにした。 まず、「元旦」という単語の起源から。 この単語は、中国語から日語に入ったものだ。 比較的古い*1用例としては、宋代の「夢粱錄/卷01」という文献に 正月朔日,謂之元旦,俗呼為新年。(正月のついたちは、元旦といい、俗に新年と呼ぶ) というものがあ

    「元旦=元日の朝」説、あるいは日本語のトリビア化について - アスペ日記
  • 「恣意的」誤用説 - アスペ日記

    「『恣意的』という言葉の誤用が広まっている」という説があります。 ニコニコ大百科-恣意的 文中での登場の仕方が似ているせいか、意図的、作為的、故意、という意味で使われることがある。しかし恣意的には、無作為や定まった意図がないというニュアンスがあり、正しくない。 はてなキーワード-恣意 「恣意的」はしばしば「意図的」と混同され誤用されることの多い語である。「恣意的」であるとは一貫した思想に基づかずその場限りの考えに基づいている点で、明確な目的をもった「意図的」とは区別されるべきである。 例えば、記事を自社の思想に沿うように事実をねじ曲げて書くといった文脈では「意図的」もしくは「故意」を使う。 どうも首をかしげてしまうような主張です。はてなキーワードのほうでは、大辞林から「恣意」の語釈を引用していますが、その一つ目の語義はこうなっています。 (1)その時々の気ままな思いつき。自分勝手な考え。

    「恣意的」誤用説 - アスペ日記
    filinion
    filinion 2013/01/05
    そんな俗説があるとは初めて聞いた。「緒言」の読みの話(http://goo.gl/Bsakl)にもあったけど、言葉の「誤用」指摘って、総合力ではかなわない相手に重箱のつつきで勝った気になれるツールなんだよな。
  • 地味すぎて気づかれにくい日本語の変化 - アスペ日記

    語の変化というと、「的を得る」とか人気ですよね。 「的を射る」が正しい!とドヤ顔して、ちょっとした満足感を得るのにお手軽です。 しかし、日語の変化というのは意外と地味なところで起きていたりします。 いくつか書いてみます。 1. 「す」から「せる」へ 金融界を揺るがせている 将来に思いを巡らせる 五感を研ぎ澄ませて楽しむ 名刺を切らせてしまった これらの表現に違和感があるでしょうか。 まったくないという人もいるかもしれません。 しかし、「揺るがせる」「巡らせる」等は、辞書を見てもないことが多いのです。 辞書には、「揺るがす」「巡らす」として載っています。 「揺るがす」のほうは、「す」という使役形を含んでいます。 これは、元々は下二段活用(否定は「せず」)だったのが、下二段活用がなくなるとともに、五段の「す」(否定は「さない」)と下一段の「せる」(否定は「せない」)に分かれた片割れです。

    地味すぎて気づかれにくい日本語の変化 - アスペ日記
    filinion
    filinion 2012/10/18
    確かにそうだ!面白い!私は「もえしぬ」と読んでた。「萌え死にする(もえしにする)」というのが元の形なのかな。/可能と使役に混乱が発生するのは困るな。「ら抜き言葉」の逆か。
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