考える生き方 ブロガーとして有名なfinalventさん(本には随筆家となってましたがピンと来ないな…哲学家のイメージです)が、ブログを書いて10年の区切りで書いたという、自伝のような書です。 彼のブログの方は、もう5年以上読んでいますが、ちょっとシニカルだったりペシミスティックに過ぎるところ、難しくて手も足もでないところなどを適当に読み流しながらも、物の見方や考え方、いろいろ勉強させてもらってます。 この本には、ブログでは語っていない自身の半生を振り返っての思いが、いい大人がこんなに素直に文を書くことなんかないんじゃないかというくらいに、丁寧に丁寧に記されています。 「自分の人生はからっぽだった」なんて言いながら淡々と語るのですが、自分の人生の意味を実感できずに元気が出ない人たちを勇気づける言葉と思いました。 普通に暮らしているうちにいつの間にか年を取って行く日々の中で感じる思いに共感す