リビア東部ベンガジ(Benghazi)の路上に立つ覆面の武装男性(2014年7月29日撮影)。(c)AFP/ABDULLAH DOMA 【7月31日 AFP】リビア東部ベンガジ(Benghazi)にある政府軍特殊部隊の本部が、イスラム武装勢力によって占拠された。数日間におよんだ戦闘では、少なくとも35人の兵士が死亡。リビアはさらに深刻な無法状態へと陥った。 イスラム武装勢力の連合体は30日午前の声明でベンガジの主要軍事基地の占拠を発表。政府軍関係者もこれを確認した。 米政府によりテロ組織と指定されている「アンサール・アルシャリーア(Ansar al-Sharia)」がフェイスブック(Facebook)に投稿した写真には、基地から奪った数十丁におよぶ銃器と弾薬箱が写っている。 リビアの赤新月社(Red Crescent)の広報担当はAFPの取材に対し、現在までに35人の遺体を収容できたが、今