学習指導要領の全面改訂に向け、文部科学省の審議会は5日、教科ごとの基本方針を示しました。小学校の高学年で英語を教科にし、授業時間を2倍に増やすほか、高校では科目構成を抜本的に見直し、近現代の歴史を中心に学ぶ科目や、社会参画に必要な力を育てる科目を新たに設けて必修とする案が盛り込まれています。 5日開かれた特別部会で教科ごとの基本方針が示されました。 このうち、小学校では、英語に慣れ親しむために現在5年生から行っている外国語活動を3年生で始め、5年生からは英語を正式な教科にするとしています。その場合、授業時間数は外国語活動の2倍の年間70時間程度必要だとして、どのように確保するか、今後専門的に検討し、年内から年明けをめどに結論をまとめるとしています。 また、高校では、科目構成を抜本的に見直し、新たな必修科目として、近現代の歴史を中心に学ぶ「歴史総合」を設けることや、選挙権を得られる年齢が18