長尾氏はまず、著作権法の改正に伴って国立国会図書館が書籍をデジタル化できるようになったこと、また7月の国立国会図書館法改正によって、国や地方公共団体、独立行政法人などのサイト情報もデジタルデータとして保存できるようになったことを紹介した。 書籍のデジタル化については、「1冊しかない書籍を数百年先の人が利用することを考えていくと、書籍の傷みが問題になる」(長尾氏)と、長期的展望にもとづく取り組みであるとした。今後は、書籍のコピーをする場合も、原本でなくデジタルデータを複写するようにしていくという。 サイトデータの保存については、インターネット上の情報すべてを保管しようという構想もあったというが、「信頼できるもの、できないもの、いかがわしいものなど、ウェブ上にはいろいろなデータがある。それを全部集めるのが適当なのかという議論があり、すべてを保管するのは難しいということになった」(長尾氏)と説明

