脱デフレ疑う海外勢、年度売越額「暗黒の月曜日」迫る-日本株正念場 Bloomberg 2016/04/11 (Bloomberg) -- 昨年までの4年連続の上昇を引っ張った海外投資家が、日本株への投資姿勢を一変させている。2015年度の売越額はブラックマンデー(暗黒の月曜日)のあった1987年度以来、28年ぶりの多さで、年初来の株価下落率は主要市場の中でイタリアに次いで悪い。長期デフレからの脱却を期待した海外勢の間で疑念が芽生え、アベノミクスによる株高シナリオは正念場を迎えつつある。 海外投資家はことしに入り3カ月連続、週間では13週連続で日本株の現物を売り越し、累計売越額は5兆127億円に達した。13週連続の売り越しは、98年以降で最長だ。この結果、15年度は7年ぶりの売り越しとなり、売越額は5兆1025億円とリーマン・ショックの08年度、バブル経済崩壊の89年度を上回り、過去最高だっ