被差別部落を中傷し、「死んでしまえ」などと脅迫する内容の手紙を勤務する高校の生徒の父親に送りつけたとして、福岡県警久留米署は21日、同県久留米市国分町、市立高校教諭吉田威容疑者(37)を脅迫と偽計業務妨害容疑で逮捕した。「私のしたことに間違いありません」と容疑を認めている、と同署は説明している。吉田容疑者は英語教諭で、同校で生徒指導を担当していた。 発表によると、吉田容疑者は昨年9月7日ごろから同10月3日までの間に計6回、勤務する市立高校の男子生徒の父親の自宅あてに、同県久留米市、柳川市、八女市から中傷、脅迫する内容の封書1通とはがき5通を送りつけた疑いがある。また、封書と手紙の送付を受けて市教育長や校長らに対策会議を計20回開かせるなど、通常業務の遂行を妨げた疑いがある。 封書とはがきは、同校に届いたアンケート用はがきや封筒を再利用したもので、差出人には同校の別の教諭の住所と名前が