職員の多様で柔軟な働き方を一層推進するため、千葉県はフレックスタイム制を導入する方針を固めた。4週間単位の総労働時間(155時間)は維持したまま、公務に支障が出ない範囲で勤務時間を柔軟に割り振ることで、週休3日も可能になる。働きやすい環境を整備することで離職防止や優秀な人材の確保につなげる。14日に開会した2月定例県議会に関連条例の改正案を提出した。 県人事課によると、知事部局の正規職員は原則対象。1日の勤務時間のうち、午前10時~午後3時を「必ず勤務すべき時間帯」とし、始業・終業時間を15分単位で前倒ししたり後ろ倒ししたりすることで労働時間を確保。土日とは別に、毎週1日を限度に「勤務を割り振らない日(週休日)」を設定できる。 改正条例案の施行日は6月1日。同課は「職員が安心して能力を発揮できる職場環境を整備し、質の高い県民サービスを安定的に提供していく」と述べた。 選択的週休3日は昨年4