農作業補助スーツ導入 ブドウやナシなど棚栽培の農家では、腕を上げ続ける作業が多いため、肩や首などに負担を感じている作業者も少なくない。農業生産法人の旬果市場(甲府市、小林智斉代表取締役)は、ダイドー(大阪府河内長野市、追田尚幸社長)製の腕上げ作業用アシストスーツ「TASK AR3・0」を5月に導入した。小林代表取締役は「軽いながらもアシスト力は十分ある。自然な動きに近いため慣れるのも早そうだと感じた」と導入を決めた。(編集委員・川瀬治) 旬果市場の作付面積は約600アールで、モモやナシ、スモモ、ブドウ、キウイフルーツ、野菜などを栽培している。おいしい状態で出荷するため「朝採り」にこだわっている農業生産法人だ。 ブドウやナシの栽培は人間の身長よりも高い位置に棚を作るため、腕を上げ続ける作業が多い。薬品処理や摘花、摘粒、袋がけなどの処置を行っていく必要があり、シーズンは一日中継続して作業を行わ
