遙から 今週出会ったベストフレーズ。 「“貸し借り”がわかる人物かどうか」 昔からだが、私はなにかにつけて「それは違うやろ」とフツフツと湧き上がる不快感に苛まれることが多い。しかし、この「貸し借り…」のフレーズでそれらの出来事を見直すと、いろんな不快さが整理できることを発見した。 たとえば私の兄の場合。50代の立派な職業人だが、どうもいろんな場面にズレが見えて仕方がない。 いつもズレている兄の正体 以前、その兄が緊急手術をした時のことだ。その病院は私の旧知のところだった。 「おまえの知人のいる病院で手術することになった。よろしく」というメールが兄から来た。 そこで私は知人の医療関係者に「兄が手術をすることになったからよろしく」と連絡する。 するとその医療関係者からまた、医療現場に「よろしく」といく。そして執刀医に「よろしく」とつながる。その伝言が手術時のメスに届く、というわけだ。 人のつな