学生時代のアルバイトではなく、会社に正社員として就職し働くようになると、「時給」という考え方をあまりしないようになる。労働形態が裁量労働制だったりすると、もう自分の仕事が時給何円か、なんてことに意識はほとんど回らない。とにかく、目の前の仕事を必死にこなして、給料日にその月の額だけ確認する、という人が多いのではないだろうか。 しかし、僕はアルバイトでなかったしても、時給という指標は大事にすべきだと考えている。むしろ、アルバイトのようには時給を意識しない労働形態だからこそ、より時給という考え方を意識するようにしなければならないとさえ思う。 なぜこんなことを書くのかと言うと、「時給」は自分の給料を得る効率を測る上で、非常によい指標になると考えるからだ。一見、高給そうに見える職業でも、労働時間や拘束時間があまりにも長すぎて、単位時間あたりに得ている賃金の額がとんでもなく低くなってしまうという場合も