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ブックマーク / www.doi-toshikuni.net (5)

  • 土井敏邦Webコラム:ガザからの報告(2014年夏)(22)ガザの瓦礫の中から発見されたソニー製品

    ツイート 2014年9月2日(火) (写真:ガザの瓦礫の中で発見された兵器の部品に記された「SONY」) それは8月13日の朝、取材途中の車の中での通訳のアハマド(仮名)の一言から始まった。 「ドイ、日のソニー製品がイスラエル軍の兵器に使われていることを知っている?」 「えっ?まさか!」 「昨夜、ガザの女性記者がテレビ・ニュースで伝えているのをインターネットで見たんだよ」 日を代表する企業の1つソニーの製品が、パレスチナ人を殺戮するイスラエル軍の兵器に使用されている──もしそれが事実なら日だけではなく世界中に影響を及ぼしかねない重大な問題だ。 私はアハマドに、そのインターネットの映像を至急送るように依頼し、その女性記者と、彼女が示した兵器の部品が保管されている場所を探し出すように指示した。 その夜、私はアハマドがインターネットで送ってきた女性記者のレポートを見た。その記者は「その兵器

    土井敏邦Webコラム:ガザからの報告(2014年夏)(22)ガザの瓦礫の中から発見されたソニー製品
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    flagburner 2015/04/23
    『イスラエルは今回の攻撃でガザ地区を新兵器の“実験場”にしている。ソニー製品がその武器に使われているとしたら、ソニーはガザでパレスチナ人の殺戮と兵器実験に加担しているということになる』
  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 325:「表現の自由」に名を借りた“暴力”(フランス「シャルリー・エブド」襲撃事件)

    ツイート 2015年1月9日(金) (写真:テレビ報道・報道ステーション 2015年1月8日) 「またか……」と暗澹とした気分に襲われた。1月7日の夜、テレビが、フランスで新聞社「シャルリー・エブド」を自動小銃を持った2人組の男たちが襲撃し編集長ら10人(後に12人と修正)を射殺して逃亡中と速報を流した。男たちは「(イスラム教の)預言者(ムハンマド)の復讐だ」「神は偉大なり」と叫んでいたと伝え、犯人たちが「イスラム過激派」である可能性が高いという。昨年4月、ナイジェリアで学生寮を襲撃し女子生徒240人を拉致した「ボコ・ハラム」、12月にはパキスタン北部で学校を襲撃し百数十人の生徒たちを殺害した「パキスタン・タリバン運動」、そして、シリア、イラクの「イスラム国」……。これら「イスラム過激派」による残忍なテロ行為の被害は直接の犠牲者たちに留まらない。最も深刻な被害を受けるのは、世界全体の4分の

    土井敏邦Webコラム:日々の雑感 325:「表現の自由」に名を借りた“暴力”(フランス「シャルリー・エブド」襲撃事件)
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    flagburner 2015/01/12
    『一部の「イスラム過激派」を他のイスラム組織や一般のイスラム教徒全体と同一視させるやり方で、「イスラモフォビア」が世界に喧伝され増幅されていく』
  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 266:映画『壊された5台のカメラ』の衝撃 (5 Broken Cameras)

    2012年6月5日(火) 私の映画『“私”を生きる』の配給・宣伝を担当してくれた「浦安ドキュメンタリー・オフィス」の中山和郎さんから、「日での上映を計画しているパレスチナのドキュメンタリー映画を観てほしい」と、1枚のDVDが送られてきた。そのタイトルは『5 Broken Cameras(壊された5台のカメラ)』。 舞台は、イスラエルとの境界に隣接するパレスチナ・ヨルダン川西岸のビリン村。「テロリストの侵入を防ぐため」とイスラエル政府は、2002年からイスラエルと西岸との「境界付近」に「分離壁」の建設を進めた。問題はその建設場所だった。1967年の休戦ライン(グリーンライン)が国際的に認知されたイスラエルとパレスチナの“国境”である。しかし「分離壁」は、その国境に沿って建設されず、西岸側に大きくい込むかたちで作られていった。それは3つの狙いがあった。1つはすでに西岸内に建設されたユダヤ人

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    flagburner 2013/01/15
    『それにしても、イスラエルによるこの「分離壁」建設、“力”によるパレスチナ人の土地没収、パレスチナ人の生きる基盤を奪いとっていく“構造的な暴力”のこの“理不尽さ”はいったい何なのだ』
  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 222:その後のイラクとジャーナリストの役割

    2011年8月8日(月) 先月下旬、滞在地エジプトから一次帰国した「朝日新聞」の中東駐在編集委員、川上泰徳(かわかみ・やすのり)氏と会った。ほぼ1年ぶりの再会だったが、5月13日に開いたシンポジウム「アラブの民主化でパレスチナはどうなるのか」にはスカイプでのインタビューで登場していただいた。私が川上氏とパレスチナの現地で初めて会ったのは、1994年、オスロ合意直後のガザだったろうか。当時、カイロの中東総局特派員だった川上氏は、以後、エルサレム支局長、中東総局長、バクダッド支局長などを歴任、数年前からエジプトのアレキサンドリア駐在の編集委員などを歴任し、一貫して中東の取材を続けてきた、日で最も中東情勢に精通したジャーナリストである。 川上氏の話で最も衝撃を受けたのは、氏が6月に取材したイラク情勢だった。私を含め多くのジャーナリストたちが2003年のイラク戦争とその直後のイラク情勢を伝えた。

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    flagburner 2011/08/24
    『私たちフリージャーナリストは、発表できなければ収入はない。だからその取材の結果が出せるのかどうかの目算を本能的にしてしまう』←川上 泰徳氏との立場の違い、って奴か・・・。
  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 204:米国人には長すぎる映画

    2011年1月29日(土)米国上映ツアー ニューヨークと周辺での3回の上映会は終わった。そして28日は、ニューヨークとワシントンの中間ほどにあるフィラデルフィア市での上映会である。その後2日間はワシントンに滞在する予定だから、ニューヨークを3日間空けることになる。衣類や洗面用具、ワシントンで贈呈するDVDなどを用意し、滞在先の友人から借りたバックに詰め込んだ。 いつもの通り、チャイナタウンまで歩き、安くてボリュームたっぷりの中華料理で腹ごしらえをした。午後3時半過ぎ、車で近くまで迎えに来てくれたLさんの車で、昨夜戻ってきたトンネルからニュージャージ州に再び渡り、高速道路をひたすら南下した。目的地まで2時間半近い長旅である。 車の中でLさんと日語で、これまでの上映会から得た教訓を話し合った。Lさんが真っ先に指摘したのは、アメリカ人にはやはり2時間10分の映画は長すぎるということだった。昨年

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    flagburner 2011/02/13
    「ニューヨークでの上映後の参加者の反応やLさんの感想からわかったことは、日本でのドキュメンタリー映画に求められる“余韻”は、アメリカではまったく重視されないということだ」
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