日本で暮らす私たちの日々の生活は、どれくらい地球の環境に負荷を与えているのか? 気にしたことのある方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。「エコロジカル・フットプリント」は、その負荷を数値で示す方法の一つです。WWFジャパンでは、この日本のエコロジカル・フットプリントをまとめた初めてのレポートを発表。日本の生活が、地球の生産力の2.3倍に相当する消費に支えられていることを指摘しました。 日本の消費社会を支えるために必要な地球は「2.3個」 2010年8月、WWFジャパンとグローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network=GFN)は、共同で『エコロジカル・フットプリント・レポート 日本2009』を発表しました。 これは、世界の木材や水産物などの資源の消費や、二酸化炭素(CO2)の排出により、日本がどれくらい、どのような形で、地球の自然環境に
2009年12月のコペンハーゲン合意を控えた最後の交渉機会として、11月2日~6日の日程で国連気候変動会議が、スペインのバルセロナで開催されました。 今回もこれまでの会合と同様、条約AWGと議定書AWGの2つの特別作業部会(AWG)が同時並行で開催され、議論が戦わされましたが、「本番前最後の交渉機会」であったにもかかわらず、切迫感の欠ける会議となりました。その中で、会議の動向として注目に値する、4つの点について取り上げてみます。 「政治的合意」か「法的拘束力のある合意」か 会議の冒頭、ホスト国の大臣やUNFCCC事務局長らのスピーチがあるのが通例です。今回は、それらと同時に、次回コペンハーゲン会議をホストするデンマークから、コニー・ヘデガー気候・エネルギー大臣のスピーチがありました。 コペンハーゲンでの合意が厳しいという憶測が飛び交う状況を憂いてか、ヘデガー大臣のスピーチの中には、以下
低炭素社会へ向けて、より開かれた「実行計画」を 声明 2008年7月30日 昨日、日本政府は「低炭素社会づくり行動計画」(以下、行動計画)を閣議決定した。この行動計画は、先頃発表された「福田ビジョン」(6月9日)および「地球温暖化問題に関する懇談会」提言報告書(6月19日)を具体的に実施に移すための計画という位置付けになっている。ビジョンを展望のままで終わらせずに、気候変動対策を前に進めようという姿勢自体は歓迎したいが、今回の行動計画に対し、大きく以下の3点について、WWFジャパンは大きな懸念を抱いている。 1.作成プロセスが極めて不透明 行動計画は、福田ビジョンおよび懇談会報告書が発表されてから、わずか1ヶ月半という極めて短い期間にとりまとめられた。その対象期間や、京都議定書目標達成計画との関係・位置付も不明だが、福田ビジョンの実現を目指すのであれば、2050年までを見据えた計画となる
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