コルネリア・ヘルマン ピアノリサイタル Cornelia Herrmann Piano Recital ※演奏後のアフタートーク付 2004年1月17日(土)15:00 開演 [栗東芸術文化会館さきら 小ホール ] ワインレッドのあっさりとしたドレス、うなじでそろえられた亜麻色の髪。 コルネリア・ヘルマンは、やや緊張した面持ちでピアノの前に現れた。 ちょっと恥ずかしそうに微笑むと腰を下ろし、(小さな吐息をひとつ)、おもむろにバッハの「フランス組曲」を弾きはじめる。 この日最初の曲『フランス組曲』は、結婚してまもないバッハが新妻にプレゼントしたピアノ練習帳(『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集』)に収められた曲の一つ。 ヘルマンさんのバッハは、旋律の表情が激しく、とてもドラマティック。 二曲目はドビュッシーの『夢』。ドビュッシーの小品の中でも、特に人気のあ