NECは2022年9月9日、ネットワーク機器を対象に、メーカーの設計・製造段階から意図せず改変されていないことを指す「真正性」を可視化するソフトウエアの販売を始めたと発表した。工場出荷時に加えて、システム構築や運用の段階でも、ネットワーク機器の真正性を確かめられるようにする。顧客企業はサプライチェーン全体でサイバーリスクを検知しやすくなるという。 NECは2020年から、シスコシステムズの不正検知技術とNECのブロックチェーン技術を組み合わせ、工場出荷時にシスコのネットワーク機器の真正性を管理する取り組みを進めてきた。新たに販売を始めた「NECサプライチェーンセキュリティマネジメント for ネットワーク」は、システム構築やソフトウエアの更新・追加、システム増設・保守、機器の撤去・廃棄まで管理のフェーズを広げた。 まずNEC経由で提供するシスコのネットワーク機器を管理対象にする。対象機器は
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