メーカーではない企業が、コンピュータを作り始めている。サーバーコンピュータの分野では、2007年頃から顕在化している動きだ。それが今、クライアントコンピュータの分野にも広がり始めた。自分に必要なIT端末を、自らの手で生み出そうとする企業が増えているのだ。 メーカーではない企業がサーバーコンピュータを自作する動きは、ITproでも何回か紹介したことがある。先頭を走っているのは米グーグル(関連記事:グーグルは“異形”のメーカー)で、米フェイスブックも追従している(関連記事:Facebook、「Open Compute Project」推進組織を結成、IntelやRed Hatなど参加)。消費電力効率の良いサーバーハードウエアをユーザー企業が自らが設計し、台湾メーカーなどに製造を委託しているのだ。 このような動きが、サーバーに続いてクライアントコンピュータの分野でも起き始めている。しかも作る対象
