2007年ごろから、フランスのCitiziプロジェクトなど欧州で、NFC搭載携帯電話機を使ったペイメント・サービスが始まる機運が出てきたことを前回述べた。今回は、舞台を日本に戻し、携帯電話機へのNFC搭載に向けた動きを紹介する。 2007年ごろになると、KDDIやソフトバンクモバイルなどの携帯電話事業者を中心に日本でNFC搭載携帯電話機を使ったサービスの実現可能性を検証する動きが始まった。この背景には、第1回に述べたように、KDDIやソフトバンクモバイルにとって「おサイフケータイ」の利用が期待したほど伸びないという悩みがあった。FeliCa機能は、携帯電話機に付随するさまざまな機能(ワンセグ、カメラ、赤外線通信、Bluetoothなど)の中でも、コストが高い。利用頻度が少ないのであれば単なるお荷物でしかない。 ただし、海外ではPay-Buy-Mobileなど、NFCを携帯電話機に搭載するた
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