クラウドは「幻滅期」に入り需要も想定より鈍い――ガートナーが2012年版ハイプ・サイクルで指摘 現時点では「過度な期待のピーク期」を超え、食傷や幻滅の兆候が発生 調査会社の米国Gartnerは8月16日、1,900を超える技術の成熟度、ビジネス・メリット、今後の方向性を分析してまとめた「先進テクノロジーのハイプ・サイクル」の2012年版とそれを解説したスペシャル・レポートを発表し、クラウド・コンピューティングは、ハイプ・サイクルにおける「幻滅期」に入りつつあるとの見解を示した。 ハイプ・サイクルとは、新技術が実際に普及するまで、メディアやユーザーの反応など期待が時間経過とともに、どう変化するかのサイクルを示したグラフ。縦軸にユーザーやメディアの期待度や認知度、横軸に時間や技術成熟度を設定し技術がどのフェイズにあるかをマッピングするもの。「先進テクノロジーのハイプ・サイクル」は毎年発表されて