品川区立京陽小学校は2015年2月23日、国語・算数・理科・社会・図工・音楽などの授業へプログラミングを取り入れる試みに関する成果報告を行った。同校では2014年度から、全校児童に1人1台のRaspberry Piを配布。プログラミング言語「Scratch」を使い、教科学習の理解を深めるための手段としてプログラミングを活用してきた。 同日に一般公開された2年生の国語の授業では、「主語と述語の関係」や「時制による語尾変化」の学習で、Scratchを利用した。児童たちは、まず主語と述語を使った例文を作り、その動きをプログラミングによって視覚化した。その後、述語が時制によって語尾変化することを学び、始動・継続・完了などの動きがプログラミングされたキャラクターの状況を文で表現した(写真1)。 2年生の算数の授業では、「10000までの数」の学習でScratchを活用(教室の授業ではRaspberr
