昨年夏に発見され、「約95%のAndroidデバイスが影響を受ける」と言われた脆弱性「Stagefright」が、未だに多くのAndroid端末で修正されずに影響を受ける状態になっているという(ZDNet Japan)。Zimperiumによると、影響を受ける端末は全世界で8億5000台にも上るという。 この脆弱性は、Androidで使われているマルチメディアライブラリ「libstagefright」に存在するもの(JVNDB-2015-005124)。このライブラリにおける脆弱性は最初の発見後当初指摘されていたものとは異なる手法での攻撃も確認されたほか、また最近にも別の脆弱性が発見されている(ITProPortal)。 ZDNetの記事では、問題が修正されていない端末が大量に残っている原因は、端末メーカーごとの更新パッチ配信状況が異なることにあると指摘されている。また、更新パッチの適用に