セールスフォース・ドットコムは2016年1月27日、クラウド型アプリケーション開発・実行プラットフォーム「Heroku Enterprise」(関連記事)で3つの新機能の提供を開始した(写真1)。 1つ目は「Heroku Private Spaces」である。従来のHerokuでは、複数の顧客企業がアプリ実行環境やデータベース、ネットワークを共用する仕組みだったが、新たに顧客ごとに分離した実行環境を利用できるようにした。従来より厳格なセキュリティ設定ができるようになる。金融分野などでの利用や、既存の社内情報システムと接続して利用する用途などを想定している。 2つ目はマルチリージョン対応。従来は米国とドイツのデータセンターから提供していたが、新たに東京データセンターが利用可能になる。相澤歩デベロッパーマーケティングマネジャー(写真2)は「従来比でレイテンシー(遅延)が7分の1から8分の1程度
写真2●Eugrid CloudDockのログイン画面(Eugrid CloudDockを使うかどうかを選択してログイン。提供:丸紅情報システムズ) Eugridは2013年2月25日、クラウド上のデータだけを利用してアプリケーションを実行できるようにするソフト「Eugrid CloudDock」(写真1、写真2)を発表した。ローカルディスクへの書き込みキャッシュ技術とオンラインストレージ技術という、二つの異なる技術を組み合わせることで、ネットワークを接続していない状態でもローカルディスクにデータをいっさい保存せずに実行できるのが特徴である。2月26日に出荷する。 Eugrid CloudDockの提供する機能の一つは、クライアント端末(Windows/iOS)で利用するデータ(文書ファイルなど)を、オンラインストレージに保存するというものである。データをクライアント側に置かずにサーバー(
クラウドサービスの1つ「クラウドストレージ」 最近、「クラウドコンピューティング」(以下、クラウド)という言葉を見たり聞いたりしない日はないだろう。しかし、その言葉が何を意味するのかについて、これまではその定義がまちまちだった。現在は、NIST(米国立標準技術研究所)の定義が定着してきた。NISTのクラウドの定義では、5つの特性、4つの導入モデル、3つのサービスモデルを挙げている(関連記事:エンタープライズクラウドを構成する4つの利用モデル)。 5つの特性 オンデマンドベースのセルフサービス 広域なネットワークアクセス ロケーションに依存しないリソースプール 迅速な拡張性 測定可能なサービス 4つの導入モデル パブリッククラウド(Public Cloud) プライベートクラウド(Private Cloud) コミュニティークラウド(Community Cloud) ハイブリッドクラウド(H
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