KDDI(au)は7日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を世界中で使えるようにする基盤(プラットフォーム)を2019年度に立ち上げると発表した。50カ国以上で通信でき、世界中にある製品の稼働状況などを把握できるようになる。すでにトヨタ自動車への提供は決まっていたが、他の業種にも幅広く活用を促す。まず日立製作所のIoTサービス基盤と連携する。新たに立ち上げる基盤は各国で利用可能なSIMカ
KDDIと日立製作所は2018年6月7日、グローバルIoT事業での協業を発表した。KDDIのIoT通信接続/データ分析プラットフォーム「IoT世界基盤」と、日立のIoTプラットフォーム「Lumada」とを連携させて、さまざまな産業におけるIoT活用を通じた価値創出やビジネス変革を支援する。 今回の協業に基づき、KDDIでは「IoT世界基盤」の中核となるグローバル通信プラットフォームの開発を促進する。また日立は、この通信プラットフォームとLumadaとを連携させるほか、同通信プラットフォームにおける主要機能の開発/構築支援を行う。 協業の第1弾として2018年7月から、日立産機システムがグローバルに展開する産業用インクジェットプリンターに、グローバル通信プラットフォームとLumadaを試験適用する。全世界で10万台が稼働しているこの産業用プリンターは、非接触型の印字方式を採用した高速プリンタ
IoTベンチャーとして注目されたソラコムを子会社化したことで、大きな注目を集めたKDDIのIoTビジネス。だが同社はソラコム買収以前にも、IoTビジネス拡大のためさまざまな布石を打ってきている。今後急拡大する可能性が高いIoTの分野で、KDDIは優位性をどこまで高められるだろうか。 立ち上げ時期のIoTビジネス開拓に向けた買収 去る8月2日、KDDIがIoTベンチャーのソラコムを買収して子会社化することを発表し、大きな驚きを与えた。ソラコムは設立3年目の企業ながら、通信のコアネットワークをクラウドに構築するという独自の技術で注目され、IoT向けネットワークの分野で急速に存在感を高めたベンチャーの雄でもあった。それだけに、KDDIの大胆な買収劇は驚きをもたらしたわけだ。 だがKDDIのここ最近の取り組みを見ると、実はソラコムの買収以前よりIoTビジネスの拡大に向け、さまざまな布石を打っており
KDDIが5月30日の開催したau夏モデル発表会は、率直なところ地味にまとまってしまった印象が拭えなかった。 対するドコモが決算発表での「シンプルプラン」、夏モデル発表会での「ドコモwith」と立て続けに新料金プランを打ち出して話題をさらっていったのに対し、auは質疑応答のなかで対抗プランの予定を明らかにしたのみで、プラン詳細に踏み込む内容ではなかったからだ。 その中で、意外な発表だったのが、家庭向けIoTプラットホーム「au HOME」だ。グーグル本社からGoogleアシスタントのプロダクトマネージメントディレクターを招いて提携を発表するなど、手堅い発表に終始する中で個人的に引っかかるものがあった。
ワイヤレス給電技術を持つ米Ossia(オシア)社と、同社に出資するKDDIは6日(現地時間)、CESに出展したブース内で、ワイヤレス給電技術「Cota(コータ)」を用いたシステムのメディア向けデモンストレーションとラウンドテーブルを開催した。 中央の黒いバケツのようなものがチャージャー。左のスマートフォンケース型のバッテリーと、右のスマートロックにセットされた2つの単三電池型バッテリーにレシーバーが内蔵されている 米Ossia社はワイヤレス給電に関する技術開発を行っているスタートアップで、米Microsoft出身のCEO、Hatem Zeine氏が2008年に起業した。KDDIは2015年にKDDI Open Innovation Fundを通じて同社への出資を行っている。 CES会場内のブースにて開催されたラウンドテーブルで、KDDI執行役員でバリュー事業本部 新規ビジネス推進本部長の雨
IoTの究極の形『WoT』にKDDIが取り組む理由 KDDI技術戦略部の高木幸一です、私は、KDDIの技術戦略上、Web技術が非常に重要な位置を占める中で、社内外へのWeb技術浸透、およびW3C標準化作業等を行っています。さて、突然ですが、KDDIが2014年末に出した新種のスマートフォン端末をご存知でしょうか?そうです、「Fx0」です。Android OSでもiOSでもない第3のOSの端末として登場し、多くのニュースでも取り上げられていたのでご記憶の方も多いのではないかと思います。一方で、この端末の発売に関するKDDIのプレスリリースであるキーワードが掲載されていました。それが 「WoT (Web of Things)」 です。聞きなれない方も多いかもしれません。実はこの「WoT」は「IoT(Internet of Things = モノのインターネット)」の究極の姿であり、我々が目指す
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