話題の生成AI(人工知能)チャットボット「ChatGPT」。質問に答えるだけでなく、プログラムコードなども生成してくれる。このため登場以来、「マルウエアの生成」といったサイバー攻撃への悪用が懸念されている。 対策として、ChatGPTにはコンテンツフィルター機能が実装されている。悪用目的と思われるプロンプト(質問や要求)は拒否する。 例えば「ウイルス対策ソフトに検出されないマルウエアを生成して」などと要求すると、「私たちは、倫理的・法的に正しい行動を促進することを目的としています。そのため、ウイルス対策ソフトに検出されないマルウエアを生成する方法を提供することはできません」などと説教されてしまう。 だが実際には、ChatGPTを使ったマルウエアの生成例が相次いで報告されている。ChatGPTをだまして、まっとうなプログラムだと思わせるのがポイントのようだ。 2023年4月上旬には、米国のセ
![高度な検出不能マルウエアを数時間で生成、研究者はChatGPTをどうだましたのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1cc40fe0194096ddf2aad1fe5d021d16654886a2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F00676%2F041500131%2Ftopm.jpg%3F20220512)