「照れ屋で発言しない」「時間を厳守する」。日本人は海外で、このように評されることが多い。しかし、こうしたステレオタイプと、文化の違いを理解することが、国際社会で成功する鍵となる。 グローバル社会で働くビジネスパーソンには、「異文化理解力」という新時代の“教養”が不可欠だ─。文化間の誤解や対立を避けるための思考法について異文化マネジメントを専門とする、気鋭の教授に訊いた。 ──国際社会で働く人が増えるなか、文化の違いに当惑する人が少なくありません。 エリン・メイヤー(以下、メイヤー) :外国人と働く際、私たちの多くは行動するに当たってステレオタイプに頼ります。ただ、ステレオタイプの問題は不正確だということよりも、“不完全”だということです。 例えば、アメリカではフランス人は婉曲的だと思われており、フランス人はアメリカ人の方が率直だと考えがちです。確かにそうした面はありますが、批判や評価に
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