Linksys製ルータに感染するワーム「The Moon」の感染が広がっている。パスワード認証を回避して拡散するため、注意が必要だ。 問題の「The Moon」は、Linksys製ルータに感染するLinux向けのワーム。マルウェアから月の画像が見つかったことから「The Moon」と名付けられたという。拡散することを目的に作成されたと見られている。 Linksysによれば、同ワームの影響を受けるのは、同社製の旧Eシリーズや、旧Wireless-Nルータおよびアクセスポイントなど。管理者権限がなくてもパスワード認証を回避して感染を拡大する。感染後は、大量のデータを送信するため、ネットワークの速度低下などを引き起こすおそれがある。 同社では、同ワームの感染を防止するため、ルータのセットアップページより最新のファームウェアを適用しているか確認をもとめるとともに、リモートによる管理操作を制限したり