自動運転技術とV2X(Vehicle to Everything)通信技術の普及を背景に、航空プラットフォームや陸上プラットフォーム、特に大型車両のサイバーセキュリティ保護の強化に役立つことが期待されている。 米国陸軍戦闘能力開発司令部(DEVCOM)の陸軍研究所の研究者は、バージニア工科大学やクイーンズランド大学、韓国の光州科学技術院の国際専門家チームと協力し、「DESOLATOR」と呼ばれる手法を考案した。DESOLATORは「移動ターゲット防御」というよく知られているサイバーセキュリティ戦略の最適化に役立つ。 陸軍研究所のテレンス・ムーア氏はDESOLATORについて次のように説明している。「移動する標的は攻撃しにくいという考え方に基づいている。全てが静的であれば、攻撃者は時間をかけて全てを調べ、標的を選べる。だが、IPアドレスを十分速くシャッフルすれば、IPアドレスに割り当てられた