サムスン電子が「10年連続世界テレビ市場1位」記録に挑戦する。武器は「Tizen」に着替えたサムスン電子の野心作「SUHDテレビ」だ。 キム・ヒョンソクサムスン電子映像ディスプレー事業部社長(51)は5日、ソウル駅三洞(ヨクサムドン)のザ・ラウムで4種類の大きさの「SUHDテレビ」を発表した。 最も目を引くのは「画質」だ。キム社長は「これまで十分に表現できなかった、見ることができなかったものを見せるテレビ」と大きく変化した画質を説明した。「量子ドット」と呼ばれる半導体の結晶をフィルムに重ねる方式を適用し、従来のテレビより色の表現能力を64倍高めた。同じ黒でも表現力を10倍に高めたというのがサムスン電子の説明だ。LG電子のOLED(有機発光ダイオード)テレビとプレミアム市場の主導権争いをする中、「画質」で勝負するという意味でもある。 キム社長は「テレビ販売全体でプレミアム製品が占める割合が数