トレンドマイクロは2016年1月18日から20日にかけ東京ビッグサイトで開催された専門展「スマート工場EXPO」で、工場がサイバー攻撃を受け操業停止するまでの様子をデモンストレーションした。生産設備を表す動く模型を用意し、説明員が攻撃者に扮して不正操作の手口を見せるなど、脅威をリアルに体感してもらうよう工夫したのがポイントだ(写真1)。
そのPLCの情報はネットで丸見え、工場に襲い掛かるサイバー攻撃の脅威:産業制御システムのセキュリティ(1/2 ページ) トレンドマイクロは2016年6月21日、「Connected City に潜むセキュリティリスクの解説」をテーマに、IoTによりつながる世界に対するサイバー攻撃のリスクとサイバーセキュリティの重要性を示すセミナーを開催した。 インターネット接続は大きな利便性をもたらすが逆に誰からもサイバー攻撃を受けるリスクを抱えることになる。スマートファクトリー実現への期待感から工場などでも、IoTによりあらゆるデバイスをインターネットに接続しようとする動きが高まっている。しかし、オフィス用の機器やシステムなどと異なり、工場内の機器はセキュリティへの対応が遅れているという現状がある。IoTの拡大が急速に進む中で求められる防御体制が構築できていないといえるのだ。 ネットワーク機器を全てさら
制御システムにおけるセキュリティが注目を集める中、実際に攻撃を受けた場合どういうことが起こり、どう対応すべきか、という点を紹介する本連載。前回の「制御システムを守るためにまず押さえるべき7つの対策点」では、事故が発生する前に防ぐために抑えるべき7つのセキュリティ対策ポイントについて解説した。今回はその中でも制御システムにおけるエンドポイント機器に対するロックダウンについて、その内容と導入方法について解説する。 ロックダウンとは? 制御システムにおいて、例えば工場の内部に設置され、特定の処理のみを実施または監視などを行っている機器は、本来の業務である「制御」に必要な機能が稼働すればよい。それ以外の用途、例えばメールを利用したり、ブラウザを利用したりすることはほとんどない(必要ない)のではないだろうか。 しかし、実際には制御システムを稼働させている産業用PCにおいては、Windowsなどの汎用
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