岡倉覚三(岡倉天心)の『日本の目覚め』を読む。わたしは完全にタイトルの印象から本の内容を勘違いしていて、欧米に向けて「日本はこんな感じで目覚めてんだぞ! どうだこの野郎!」と知らしめるために意識の高い日本人が書いた本かと思っていたんだけれども、違っていた。どっちかっていうと今(最初に出版されたのは、1904年のニューヨーク。岩波の日本語版は1940年に村岡博によって翻訳されたもの。岡倉は英語で書いて、英語で出版しているのである)どういう風に目覚めているのか、という話ではなく、むしろ、どのように目覚めていったのかの歴史的な記述が中心となっている。日本思想史についての最も最初期に書かれた本なのかも。 岡倉の史観がなかなか面白くて、とにかくアジアはヨーロッパと比べたら弱っちくてダメである、それがなんでなのか、この暗黒状態を彼は「亜細亜の夜」と呼ぶのだけれども、なんで亜細亜は真っ暗なのか、と冒頭は
#2019年、編集済み。 「海外文学の名作100冊」を分類する 世界文学・海外文学は広大な海あるいは原野のようだ。それゆえ、初心者にとって地図がとても見づらい。「面白い」「古典」「話題になっている」という定性的な物差しはたくさんあるけれど、それだけで歩くにはあまりにタイトルの数が多すぎる。さらに「面白い」の基準は人それぞれなので、リストは無数にある。ほんのり海外文学に興味はあるけれど、どの羅針盤を使えばいいのかわからない人が「とりあえず海外文学ベストならまちがいないのでは」とベスト荒野に向かい、アチャス&エペペする姿を何度も目撃してきた。 というわけで、ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」を「値段」「ページ数(読了までの長さ)」「入手可能さ」という定量的な指標で分類してみた。本リストを選んだのは、お
中東などから移民や難民を大勢受け入れてきたスウェーデンでイスラム教のモスクを狙った襲撃事件が相次ぎ、警察は移民の排斥を訴える者による犯行の可能性があると見て捜査を進めています。 スウェーデンの都市ウプサラで1日、モスクに火炎瓶のようなものが投げ込まれたうえ、建物の壁に「帰れ」と落書きされる被害が出ました。 けが人は出ませんでしたが、スウェーデンでは去年の年末から各地で、モスクに火が放たれたり、窓ガラスが割られたりする事件が相次いでいます。 スウェーデンは、内戦が続くシリアからの難民5万人以上を受け入れるなど、中東などからの移民や難民の受け入れに寛容な政策をとってきましたが、国民の一部の間で移民排斥を訴える声が高まっています。 警察は、今回の一連の事件は移民排斥を訴える者による犯行の可能性があると見て捜査を進めています。 一方、首都ストックホルムでは2日、イスラム教徒への連帯を示す集会が行わ
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