北朝鮮軍は20日午後、南北の軍事境界線に近い韓国軍の部隊に向けて砲撃を行い、これに対し韓国軍は報復として北朝鮮側に砲撃を行ったうえで、全軍に対して警戒態勢を取るよう指示するなど、緊張が高まっています。 これに対し韓国軍は、報復として北朝鮮側に砲弾を20発余り撃ち込んだとしたうえで、全軍に対して警戒態勢を取るよう指示したほか、近くの住民およそ4600人に避難するよう指示しました。さらに韓国大統領府は20日午後6時から緊急のNSC=国家安全保障会議を開き、今後の対応を協議しています。 南北の間では今月4日、非武装地帯の韓国側で北朝鮮が埋めた地雷が爆発して韓国軍の兵士2人が大けがをし、韓国軍は報復として先週から北朝鮮に向けスピーカーで体制を非難する放送を11年ぶりに再開していました。また、今月17日からは韓国軍とアメリカ軍の合同の軍事演習が韓国で始まり、これに北朝鮮が強く反発していて、緊張が高ま