偶然生まれた美しい青の顔料、赤外線反射で建物を涼しく保つ塗料に2019.12.24 10:0082,477 岡本玄介 青顔料史上200年ぶりの新色。 さかのぼること2009年。オレゴン州立大学で電子工学に関連した実験を行なっていたとき、黒色酸化マンガンをその他の化合物と混ぜ、およそ1,200度で熱したところ、偶然にも美しい青色の顔料が生まれました。 これは従来の青い顔料のような毒性を持たず、耐久性もあり、赤外線を反射するので建物の中を涼しく保つのに使える塗料になる、とIFLSCIENCE! が伝えています。 元素記号を冠した青色その塗料の名前は「YInMnブルー」。由来はイットリウムのY、インジウムのIn、マンガンのMnといった元素記号で、これが生まれたのは、科学者マス・サブラマニアン教授のチームにいた院生による、ちょっとした配合間違いが原因でした。 オレゴン州立大学のサイトによれば、教授