【ジュネーブ共同】新型コロナウイルス感染症を、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「パンデミック(世界的大流行)」と形容してから11日で1年。各国に強く対応を求めたが、事態はその後急速に悪化し、これまでに感染者は1億2千万人近くに上り、死者は260万人を超える現代最悪の感染症となった。 今年に入り、1週間当たりの新規感染者数は6週連続で減少したものの、2月下旬からは再び増加に転じ、死者数も昨年春の最初の世界的な感染拡大期の水準を依然上回り、気が抜けない状況が続く。各国で行動制限緩和なども進むが、WHOは警戒継続を求めている。