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2021年3月9日のブックマーク (8件)

  • 『患者の話は医師にどう聞こえるのか』 第1章ウェブ公開 | WEBみすず

    (『患者の話は医師にどう聞こえるのか――診察室のすれちがいを科学する』の第1章を以下でお読みになれます) 第1章 コミュニケーションはとれていたか 木曜日の夕方おそく、クリニックのドアから一歩外に足を踏みだしたとき、診察室の電話が鳴った。ウマール・アマドゥだった。「具合が悪いです」と言う。「オーフリ先生に診てもらう必要あります」 陽は沈み、クリニックは仕舞いじたくの最中だ。私も自分のファイルキャビネットに鍵をかけ、コンピューターの電源を落としていた。「今診てもらう必要あります」。アマドゥは繰り返した。強い西アフリカなまりを通しても、はっきりと声にいらだちが感じられた。 初診から数カ月のあいだに、50回は彼の電話を受けたと思う。気になることがあるとか用紙に記入してほしいとか処方箋を書いてほしいとかいつもなにかしら用事があり、ことはつねに急を要した。診察に現れるときは予約なしだ。いつでもその場

    『患者の話は医師にどう聞こえるのか』 第1章ウェブ公開 | WEBみすず
    florentine
    florentine 2021/03/09
    “患者のほうがリスクはずっと高く、状態が悪化すれば失うものもはるかに大きい。したがって、ストーリーが正しく理解されるよう万全を期す責任はおもに医師側にあるといって差しつかえあるまい”
  • 『患者の話は医師にどう聞こえるのか』(みすず書房) - 著者:ダニエル・オーフリ 翻訳:原井宏明,勝田さよ - 養老 孟司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:ダニエル・オーフリ翻訳:原井宏明,勝田さよ出版社:みすず書房装丁:単行(320ページ)発売日:2020-11-11 ISBN-10:4622089513 ISBN-13:978-4622089513 あますところなく聞く大切さ著者は米国最古の公立病院とされるベルビュー病院勤務で、特定分野の専門医ではなく、プライマリー・ケアにかかわる女医で、書は医師と患者間の話し合いに長年にわたって強い関心を持ち続けた結果をまとめた研究である。 とはいえ、ふつうなら統計的に行われる社会学的な研究ではなく、その種の研究は引用されているだけで、著者自身が直接にかかわった患者さんたちの印象的なエピソードが、いわば文学的に記されている。その点が一般の読者にとっても興味深く、読みやすいであろう。 書のタイトルは逆転してもいいわけで、それなら医師の話は患者にどう聞こえるか、ということになる。医師がとくに苦労

    『患者の話は医師にどう聞こえるのか』(みすず書房) - 著者:ダニエル・オーフリ 翻訳:原井宏明,勝田さよ - 養老 孟司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • あとがきたちよみ/『〈聖なる〉医療 フランスにおける病院のライシテ』 - けいそうビブリオフィル

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ジャン・ボベロ、ラファエル・リオジエ 著 伊達聖伸・田中浩喜 訳 『〈聖なる〉医療 フランスにおける病院のライシテ』 →〈「訳者あとがき」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 訳者あとがき 書は Jean Baubérot et Raphaël Liogier, Sacrée médecine : Histoire et devenir d’un sanctuaire de la Raison, Paris, Entrelacs, 2010, 196p. の全訳である。 著者のジャン・ボベロは、一九四一年生まれでライシテ研究の専門家。プロテスタンティズムと

    あとがきたちよみ/『〈聖なる〉医療 フランスにおける病院のライシテ』 - けいそうビブリオフィル
  • #シンエヴァンゲリオン 劇場版 の葬式で死んだと思った点 - 玖足手帖-アニメブログ-

    この記事はシン・エヴァンゲリオン劇場版のネタバレです。 ネタバレ無し感想はこちら。 nuryouguda.hatenablog.com 思春期を殺す葬式のつもりで、思春期の頃に大好きだったエヴァンゲリオンの最後の作品を見た。 個人的に、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの直後に起きた母親の自殺にも区切りをつけて、思春期を引きずって傷ついて泣いていた引きこもりの30歳から、諦めてつまらなくなったアラフォーのおじさんになるつもりだった。 そういう気持ちだったので、特に内容には期待をしていなかったのだが。 映画の内容も「ああ、エヴァンゲリオンは当に死んだんだな」という感じがした。 (ちなみに葬式を終えたので、もう思春期的なこだわりとかオタク的な執着もなくなって、朝一でゲットしたパンフレットも読んでない) 葬式は一回でいいので、月曜日の午後と水曜日の午前中にも予約チケットを取ったけど、2時間半の葬式を

    #シンエヴァンゲリオン 劇場版 の葬式で死んだと思った点 - 玖足手帖-アニメブログ-
    florentine
    florentine 2021/03/09
    すみません、映画を見てなくてアレなんですが、もしやヴォルテール『カンディード』オマージュだったのかしら。でも、それならとても古典的なテンプレだし主題としてはもっともらしいなあと
  • https://research-er.jp/projects/view/524330

  • https://research-er.jp/projects/view/889159

  • 野島 那津子 | 公益財団法人 稲盛財団

    野島 那津子 Natsuko Nojima 大阪大学 大学院人間科学研究科助教※助成決定当時 2019稲盛研究助成人文・社会系 採択テーマ ‛benefit scroungers’言説にみる新たな排除のスタイルとその生成プロセス キーワード 社会保障 社会学 メディア 言説 病気 障害 社会科学 研究概要 国から給付金を得て暮らす人々は、しばしば「まっとうに」働いて税金を納めていると自負する納税者の非難にさらされます。イギリスでは、何らかの給付金で暮らす人々を「働かない怠け者」とみなし、「給付金のたかり屋(benefit scroungers)」として非難する傾向が強まっています。こうした非難は、とりわけ、給付金受給者の「生活」を映し出す「リアリティショー」によって高まっていったと言われています。 研究では、代表的な「リアリティショー」の分析を行い、給付金受給者がどのように表象されている

  • 慶應義塾大学出版会 | 診断の社会学 | 野島那津子

    florentine
    florentine 2021/03/09
    「患いに名前を与えられず、名前を与えられるだけでは必ずしも苦しみを緩和されない「論争中の病」を患う人びとが、この社会で直面する困難や医療に対する希望」