東京都内では新型コロナウイルスの新規感染者数が6日の発表でおよそ50日ぶりに1000人を下回るなど減少傾向にあります。 この傾向を、専門家はどうみるのか。 国際医療福祉大学の松本哲哉教授は「医療提供体制を改善させるためには十分な減少ではなく、学校の再開などで今後、増加に転じる恐れもある」と指摘します。インタビューの詳細です。 ◯東京の感染者1000人を切ったことへの受け止めについて 感染者が減ること自体は本当にいいことですし、逆に900人台ということで1000人を切ったというのは、ある意味、安心材料なのかなと思いますが、減り方自体が逆に不自然なぐらい急激に減っていると思います。実際に本当に何か見渡してみて感染者が減るような要因が今あるかというと、そんなに極端に人流が減ったわけではない。いろんな何か新たな抑制策が加わったわけではないのに、このように順調に減っていること自体が実態を反映している