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ブックマーク / bookweb.kinokuniya.jp (5)

  • フィメール・アーティストの冒険 「紀伊國屋カルチャー・トリップ」第1期第2弾 : 紀伊國屋書店新宿本店

    今でこそ、どんなジャンルにおいても女性の作家は珍しくはありませんが、女性作家・女性芸術家が社会において認められるようになったのは、そう遠い昔のことではありません。かつては女性が「作家」となることは認められず、能力はあってもそれを活かすことができない女性が多く存在しました。現在の状況は、そんな社会の中で、先駆的な女性たちが道なき道を切り開いて来たことによってもたらされたのでしょう。 各界でのパイオニアとなった女性達は、男性中心の社会に対して猛々しく戦いを挑み、現在の評価を勝ち取って来たのだと思います。その表現はそれまでの「女らしさ」を逸脱し、新しい生き方を示すものでもありました。そして現代の女性たちは、先人たちの築いた土壌の上で、もう少し軽やかに自分たちの世界を表現しているように思えます。 とはいえ、今回のフェアを企画する過程で、文学と漫画以外のジャンルにおいては、女性作家・女性芸術家の

  • 耽美とデカダンスの100年 「紀伊國屋カルチャー・トリップ」第2期第弾 : 紀伊國屋書店新宿本店

    「耽美」「デカダンス」という言葉から、あなたは何を連想するでしょうか? 様々な使われ方をする言葉ですから、そのニュアンスは人によって大きく違うかもしれません。しかし、そこにはある程度の共通したイメージもあるのではないかと思います。今回はそんなイメージについて考えながらフェアを企画しましたが、さて、「耽美」とは、「デカダンス」とは一体何なのか? 「耽美」とは文字通り「美に耽る」という意味ですが、一般的には19世紀後半のヨーロッパで起こった「耽美主義」のことを指します。耽美主義とは美を最上の価値として追求する芸術運動で、それは当時の社会において主流であった合理主義や進歩主義の価値観に対する反逆の姿勢でもありました。理に適った考えや何かの役に立つことに背を向け、ただひたすら美しさだけを目指すという態度が「耽美」と呼ばれたのです。 そして、耽美主義者たちのそのような傾向は、しばしば揶揄の意味

  • 今読みたいSF100 2000年以降に刊行・復刊・文庫化されたSF/SF的小説100作 「紀伊國屋カルチャー・トリップ」第2期第3弾 : 紀伊國屋書店新宿本店

    SFという言葉が何を指すかと言えば、通常は「サイエンス・フィクション」の略ということになっております。しかし実は他にもいろいろな解釈があって、例えば1960年代には従来のSFの意味を拡張した「スペキュレイティブ・フィクション(思弁小説)」という言葉が提唱されたり、近年では「ストレンジ・フィクション」と解釈する動きがあったり、はたまたここ日では藤子不二雄による「すこし・ふしぎ」という珍しい解題もあったりします。SFというものが、長い歴史の中で多様なスタイルや内容を呑み込んで来たことの現れと言えるでしょう。 企画者が「最近なんだかSFが盛り上がっている気がするな」と感じたのは、国書刊行会からの「未来の文学」シリーズと、河出書房新社からの「奇想コレクション」シリーズが話題になり始めた2000年代中頃だったかと思います。単行形式での、今までのSF小説のイメージとは少し違った装丁に包まれたこれら

  • 水声社全点フェア「今こそ! 人文書宣言」|紀伊國屋書店 新宿本店フェア

    今こそ!人文書宣言第8弾 水声社全点フェア <水声社創立30周年> 水声社は1981年に〈書肆風の薔薇〉として創業し、1991年に現在の社名に変え、2010年に30周年を迎えます。 記念すべき最初の出版物である大岡信著『加納先於論』をはじめとして、小説、批評、思想、音楽映画歴史、神秘学、そしてサブカルチャーにいたるまで、500冊に及ぶ書籍の中には、すでに在庫が僅かなタイトルも少なくありません。稼動書籍全点を展開するほか、貴重な1点ものを含む文字通りの《在庫僅少》や限定サインもございます。 これだけの規模のフェアは、なかなかお目にかかれません!! 今まで気になっていながら見逃していたあのやこのを、ぜひこの機会に。 ◆水声社創立30周年記念出版 《シュルレアリスムの25時》全10巻 私たちはシュルレアリスムについて語るべきどれほどのテーマが眠っているか いまはじめて見渡すことが

  • 女の歴史 1 〔1〕: 紀伊國屋書店BookWeb

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