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ブックマーク / emerose.hatenablog.com (3)

  • ウェルギリウスといくドキドキ地獄めぐり ダンテ 『神曲 地獄篇』(原基晶訳) - えめばら園

    神曲 地獄篇 (講談社学術文庫) 作者: ダンテ・アリギエリ,原基晶出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/06/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (16件) を見る ダンテ・アリギエリ 『神曲 地獄篇』 (原基晶訳 講談社) 地獄だん 各方面で話題の『神曲』の新訳をようやく手に入れたので、週末を利用して「地獄篇」に挑戦しました。たいへん読みやすい翻訳で、ダンテたちとおなじ1日で地獄を抜けだすことができました。 地獄の描写、特に個人的にはマレブランケたちと共に地獄をゆく(往年のFF IVのファンには感慨深い場面ですね・・・)あたりは臨場感たっぷりで、これはダンテ殺されるのではないかとハラハラしながら読むことができ、古典中の古典がこんなに楽しく読めてしまっていいのかとかえって疑問に思うばかりです。 このリーダビリティの高さは、ときには俗語も大胆に今日の読者に近づきやすい翻訳の力

    ウェルギリウスといくドキドキ地獄めぐり ダンテ 『神曲 地獄篇』(原基晶訳) - えめばら園
  • キュビエ、科学の大衆化、フランス文学 荒原 (2008) - えめばら園

    エピステモロジーの現在 作者: 金森修出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2008/11/30メディア: 単行 クリック: 8回この商品を含むブログ (17件) を見る 金森修編 (2008) 『エピステモロジーの現在』 (慶応義塾大学出版会) 第八章 高橋厚  「「自然の作品は知性の作品である」ーー中世アリストテレス主義自然哲学における『生成』の論理」 第九章 荒原由紀子 「地質学と起源の夢想−−一九世紀フランスにおける文学と科学」 ←いまここ 19世紀における「科学の大衆化運動」が文学に与えた影響を考察する論考です。分析対象となるのはフローベールの『ブヴァールとペキュシェ Bouvard et Pécuchet』第三部、主人公の2人がベルトランの『書簡』とキュビエの『地球の革命の理論』を読み、地球史を描いた4つの「タブロー」を夢想する、という場面です。 夢想の各光景にはキ

    キュビエ、科学の大衆化、フランス文学 荒原 (2008) - えめばら園
    florentine
    florentine 2014/06/22
    タグでいいかな。
  • コントとベルナールにおけるブルセの原理 カンギレム (1966) [1987] - えめばら園

    正常と病理 (叢書・ウニベルシタス) 作者: ジョルジュカンギレム,滝沢武久出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1987/12メディア: 単行購入: 1人 この商品を含むブログ (11件) を見る カンギレム, G. (1966) [1987] 『正常と病理』(滝沢武久訳 法政大学出版局) 第一章 病的状態は、正常な状態の量的変化にすぎないか? I,II,III ←いまここ / IV I 問題への導入 ・病気に関する2つの表象の仕方があり、歴史的に入れ替わり現れてきた。 (1)存在論的、局在主義的な考え方 病気を存在者の増加や減少と捉える。 (2)全体論的、機能主義的な考え方 病を人間全体の自然な均衡の崩れと捉える。病気は自然が新たな均衡を獲得するためのものでもある。 ・自然に従うことで治療する(2)の下では、正常なものと病理的なものは異質なものである。しかし、技術によって治療す

    コントとベルナールにおけるブルセの原理 カンギレム (1966) [1987] - えめばら園
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