タグ

ブックマーク / ikinobirubooks.jp (4)

  • 西井開 「「あいつはフツウと違うから」 切り離しのマジョリティ論」 第1回 「そういう男性っていますよね」? | 生きのびるブックス

    注意深く周りを見渡すと、男性が別の男性を「ふつうの人」と「ふつうじゃない人」に振り分けようとするシーンがそこかしこに存在する。同じ男性なのに、他人を「自分と無関係な者」と位置づけてしまう時、私たちの中で何が起こっているのか? 男性問題や加害者臨床に取り組む著者が、日常的な他者との関わりからこの問題にせまる。マジョリティ性をもつすべての人におくる、今読むべき男性論。 「そういう男性っていますよね(笑)」。学生の課外活動をパネル展示するという大学主催のイベントに、発表者として参加した時のことだ。2016年のことだったと思う。当時大学院生だった私は、〈男らしさ〉にまつわる問題について男性同士で語り合うグループを開いていて、イベントではその活動について紹介した。〈男らしさ〉は男性に様々な影響をもたらし、深い悩みを抱える人が来ることもある…。そのように話すと、パネルを見に来たひとりの男子学生からこの

    西井開 「「あいつはフツウと違うから」 切り離しのマジョリティ論」 第1回 「そういう男性っていますよね」? | 生きのびるブックス
  • 藤原辰史 「新・植物考」 第6回 (最終回)「植物を考える」とはどういうことか | 生きのびるブックス

    人間は植物よりも高等だと私たちは思っている。だが、それは真実だろうか? 根も葉ももたず、あくせく動き回って疲弊している私たちには、 植物のふるまいに目をとめることが必要なのかもしれない。 歴史学、文学、哲学を横断しつつ、ありうべき植物と人間の関係をさぐる、 ユニークかつ刺激的な試み。隔月連載。 「植物考」のまとめ これまで合計11回、植物をめぐるエッセイを書いてきた(連載と、ウェブ春秋はるとあき連載「植物考」)。いよいよ最終回である。「作物」や「生物資源」という概念枠組みでとらえた瞬間に抜け落ちてしまう植物の「植物らしさ」について、そしてその「植物らしさ」が現在の人間社会に与える示唆について、さまざまな文献を読んだり、普段の植物とのつきあいを内省したりして考えてきた。 植物は、人文学的課題に限ったとしても、底なしの深さを持つテーマであることを改めて思い知った。とともに、かつて、ゲーテもル

    藤原辰史 「新・植物考」 第6回 (最終回)「植物を考える」とはどういうことか | 生きのびるブックス
  • 逆卷しとね 「自由と不自由のあいだ 拘束をめぐる身体論」 第1回 囚われを生きる(1) | 生きのびるブックス

    自由、自立、自己決定。「個人」という言葉にはそんなイメージがつきまとう。だが、私たちはむしろ、様々な物事との関係に拘束されながら生きているのではないか? だとすれば、思い通りにならない〈生〉をデフォルトととらえることで、おもいがけない世界が見えてくるかもしれない。在野の研究者による、人間観と身体観を問い直す哲学的試み。 また、多くの場合わたしたちのあずかり知らぬところで、しかし最終的にはわたしたち自身のために、絶えず形成過程にある任意の「わたしたち」のために、わたしたちは互いに縛りつけられ、受苦を蒙る恐ろしげな提携関係を結んでいる。 ――ジュディス・バトラー1 この生 『肉体のアナーキズム』の文体に飽きてやおら捨て置き、『世界の共同主観的存在構造』をふと手にとって、そのまま読んでしまう。おもしろければそのまま読み切ってしまうこともあるし、飽きたらまた別のを手にとり、まるでそれが続編である

    逆卷しとね 「自由と不自由のあいだ 拘束をめぐる身体論」 第1回 囚われを生きる(1) | 生きのびるブックス
  • 野崎歓 「無垢の歌 大江健三郎と子供たちの物語」 第1回 チャイルドライクな文学のために | 生きのびるブックス

    florentine
    florentine 2020/12/10
    “渡辺一夫の『フランス ルネサンス断章』”めちゃくちゃよい本だよね。
  • 1