発表・掲載日:2022/09/12 紀伊半島南部の橋杭岩(はしぐいいわ)周辺で巨大津波の証拠を発見 -巨礫の移動から南海トラフ沿いの1707年宝永地震津波よりも大きな津波が来襲したことを解明- ポイント 橋杭岩周辺に散らばる巨礫は過去の巨大津波の証拠 歴史上最大の1707年宝永地震による津波を超える規模の津波が存在したと推定 南海トラフ沿いの巨大地震津波の定量的な解析に貢献 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)活断層・火山研究部門 海溝型地震履歴研究グループ 行谷 佑一 主任研究員および地質調査総合センター 連携推進室 国内連携グループ 宍倉 正展 グループ長と、法政大学 文学部 前杢 英明 教授、株式会社環境地質 越後 智雄 東京支店長による研究チームは、和歌山県串本町にある名勝橋杭岩の周辺の地質痕跡から、南海トラフ沿いで過去最大とも呼ばれる1707年宝永地震の津