2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞し、デビュー。そして、2017年に刊行した第2長篇『ゲームの王国』は第39回吉川英治文学新人賞最終候補に選ばれた後、第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞をW受賞した小川哲。彗星のごとく現れてジャンルの壁をやすやすとぶち壊した俊英の受賞後第一作となる作品集『嘘と正典』を、9月19日に刊行します。 その『嘘と正典』より、短篇「魔術師」を電子書籍で無料配信いたします。SFファンとミステリファンの双方を魅了する極上の一篇、お楽しみください。