日本文芸家協会(篠弘理事長)は19日、佐賀県武雄市の市立図書館がレンタルソフト店「TSUTAYA」の運営会社に業務委託した問題に絡み、書籍の貸し出しにポイントサービスを導入すべきではないとする提言書を各都道府県の教育委員会に送ったと発表した。 提言は、無償貸し出しが公共図書館の基本的使命であり、ポイント制は「青少年の利欲を刺激し、教育的配慮に欠ける」と指摘。ベストセラーに限らず多様な書籍をそろえることや、著作権者の生活を守るために文庫などの廉価本は発売してから一定期間後に貸し出すことなども求めている。