書店やカフェを併設する佐賀県武雄市図書館は「商業施設」に当たるとして、近くの県立武雄青陵中学校(平川年明校長)が登下校時に生徒だけで立ち寄るのを禁止し、帰宅後もカフェは保護者同伴でないと利用してはならないと指導していたことが分かった。市立校ではこうした指導はなく、樋渡啓祐市長が抗議。学校側は10日、保護者に「登下校時であっても生徒だけで図書コーナーを利用することを認めたい」とする文書を配布、指導を撤回した。 武雄市図書館はレンタル大手のTSUTAYAを展開する企業が運営。蔦屋(つたや)書店やスターバックスコーヒーも入居、年中無休で午後9時まで開館している。 武雄青陵中は、カフェなどの併設を理由に「校則で商業施設と同じ扱いになる」と判断。6月発行の「生徒指導便り」で、生徒だけでの利用は帰宅後や休日の図書コーナーに限ると通知。下校後に生徒と保護者が待ち合わせに使うのも「何らかのトラブルに巻き込