取材: 徳谷柿次郎 文:河合力 写真:飯本貴子 今も昔も、成功を夢見て地方から東京にやってくる若者は数多くいます。なかでも、多くの人々に届く映像や音楽をつくりだすクリエイティブ業界は、特に上京者が多い印象です。その背景には、地方と東京での環境の差、あるいは源泉となる文化・カルチャーの“量”に違いがあるように思います。だからこそ、東京が選ばれる。 ミレニアル世代向けの動画メディア「ONE MEDIA」を率いる明石ガクトさんも、地方出身クリエイターのひとりです。 僕は静岡で生まれた。 ガラケーの時代にマガジンハウスのrelaxを読んで、MTVとかスパイクジョーンズとかミシェルゴンドリーとか、そういうビデオのカルチャーに興味を持つようになり、東京に強い憧れを持った。 それで東京に出てくると、静岡にはまるでなかったカルチャーの気配がすごい。 (続く) — 明石ガクト (@gakuto_akashi