頭から氷水をかぶり難病患者支援の輪を広げる「アイス・バケツ・チャレンジ」の流行を受け、米国務省や国防総省、下院が22日までに、職員や軍人、議員に参加を禁じる通達を出した。特定の慈善活動支援は職務倫理規定に反するとしている。 AP通信によると、国務省は「どれほど価値のある目的であっても、特定の利益のために公職を利用してはならないという厳格な規則がある」と在外公館にも注意喚起し、大使らが氷水をかぶらないようくぎを刺した。 同様の理由で、国防総省は全ての職員と軍人、下院管理委員会は議員に参加しないよう求めた。 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者支援を目的とした米国発の運動はフェイスブックなどで、友人に氷水をかぶるか支援団体に寄付するかの選択を迫る。政界や財界、芸能界に広がり、氷水をかぶった上で寄付をする人も増えている。(共同)
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