女性は9月17日、自民党総裁選の投票用紙を受け取った。自民党員になった記憶はなく、戸惑いを隠せない=女性提供(画像の一部を加工しています) 「自分の情報がどうして」。大阪府在住の女性に、見慣れない往復はがきが届いた。29日投開票の自民党総裁選の投票用紙だ。女性は党員になった記憶は全くないが、自民党に問い合わせると「2020年12月に党員に登録されています」と後に連絡があった。総裁選の候補者が党員票の獲得に躍起になる中、足元では何が起きていたのか。【木許はるみ/デジタル報道センター】 女性が自宅のポストで往復はがきを見つけたのは、総裁選が告示された17日夜だ。差出人は自民党大阪府連。返信用のはがきに「総裁選挙投票用紙」と書かれていた。「自分の個人情報が使われてて気持ち悪い。何か知っている人がいたら教えてほしい」。女性は自身のツイッターアカウントに次のように書き込んだ。 <え?私…自民党員なん